勉強会:明日から実践型 vs 横幅を広げる型
社内の勉強会なるものを社員のために開催し始めたのだが、私がとっても勉強になっている。最初は同じ部の中でノウハウを共有するのが目的だったのだが、部をまたがってノウハウを共有できるものも意外に多いことに気がついた。
今日は、管理チームで当社の採用を担当しているスタッフが人材派遣チームに採用広告のノウハウを伝授した。正社員と派遣スタッフではもちろん、仕事の募集のしかたも違うが、とっても参考になることが多かった。(特に、担当者はどうしても熱心なあまり、微に入り細に入って仕事の中味を説明しがちだが、ユーザーにとっては実はそれは不親切で、もっと俯瞰的に仕事の意義や内容を説明するべきである、というのは思い当たる節が多かった)
大企業に勤めていた頃、よく勉強会に出席していた。ビジネスパーソンとしての横幅を広げることに大変役立ったけど、正直な話、すぐ実践に移せるという感じのネタではなかった。私も勉強会に呼ばれて講師をすることがあるが、だいたいこういう目的のものだ。
当社の今回の試みの場合は、明日から実践できる!というネタを勉強会のテーマにしているので、具体的なノウハウばかりだ。
最初、実はこれをマニュアル化しようと考えたのだ。だが、マニュアル化すると、フローやサービスレベルが画一になるのはよいが、膨大なノウハウを全部マニュアルに書き起こすのは現実的ではなく、大事なノウハウがボロボロ間に落ちてしまう。そこで、まずは勉強会という形でスタートしようということになった。
ここまで実践的な勉強会は私自身、初体験で、新鮮だ。
次の勉強会では、前の会社で死ぬほどティッシュを配ったという別部署の某スタッフを講師にして、ティッシュ配りの妙技を会得したいのだが。