こんなプレゼンをしたい
Ask for order ― I社の新入社員教育プログラムにある営業のロールプレイでプレゼンテーションをすると必ず注意されたことだ。
初めは意味もとれなかった。やっと「プレゼンの最後には当社の製品を買って下さいと頼め」と言われていることがわかった。意味がわかったら、「え~、買って下さいってわざわざ言うの??」と嫌な気持ちになった。なんと下品な!(今ならそうは思わないけど)
プレゼンのスキルについてはその後、本を読んだり、教えてもらったり、経験を積んだりで上がっていった。
が、今となっては、新入社員の時にはわからなかった「Ask for order」のほうが気になる。
プレゼンは
「情報を伝えて」「共感を覚えてもらって」「行動を起こしてもらう」
んだなと。これが、すべてだという悟りの気持ち。
若かった頃は、「情報をいかに上手に整理整頓をして、いかに論理的に効果的に伝えるか」に一生懸命だった。
プレゼンが思ったとおりにかっこよく決まると満足で、聴衆が共感しているかとか、具体的な行動につながっているか、までは気が回らなかった。
ところが先日などは、アークコミュニケーションズのスタッフに対して、
「プレゼンテーションというのはね、プレゼーションテクニックうんぬんの前に、プレゼンテーションが終わった時に聴衆にどういうアクションを起こしてもらいたいのか、考えることから始まるんだよ」とえらそうに言っている。
こんなえらそうなことを言った私だが、最近、実はプレゼンが下手になっている気がする。
ピアニストと同じで、基礎テクニックがないと、自分がイメージしているように表現もできないし、聴衆の感動も生み出せない。もちろん、行動を起こしてくれるところまでいきつかない。(もっとも最後の件は、プレゼンではなく他の手でなんとかしてしまうという技を覚えたが^^;)
やっぱり、基礎テクニックは大事だね、磨きなおさなきゃ。「ダメプレゼン30の教訓」は参考になるなぁ。