【49,980円】 ミニノートはミニである、という原点
先回、アップルのミニノートの可能性について探ってみましたが、自他共に認めるミーハーの私は、Windows機もすっごく気になっています。ということで今回は、ミニノートに興味津々のPC初心者のために…というのは建前で、ホントは自分の頭を冷やすために…ミニノートの選び方を整理してみたいと思います。
ミニノートは、その名の通り、ミニなノートです。良くも悪くも、ミニであることが最大の特徴です。つまり、サイズもミニ。重量もミニ。予算もミニ。性能もミニ。できることもミニ。記憶容量もミニ。これがミニノートだということを、ちゃんと理解しないといけないわけです。
今はまさにブームのような感じですが、みなさん本当にミニノートで満足できるんでしょうかね。っていうか、そんなにPCを持ち歩くんでしょうか。家の中での用途なら、ミニノートは画面、小さくて狭いですよ。マシン性能的には、写真ならともかく、動画再生もヘタすりゃ厳しいし、動画の編集はもちろん無理ですよね。記録容量も小さいので、写真なんか貯め込んだらすぐにディスクが一杯になりますよ。てな具合で、ちゃんと考えないと、買ってはみたものの…ということになりかねないのが、ミニノートだと思います。一方で、価格が安い、そして軽量。これは、モバイルとしてサブ機が欲しい人には大きなアドバンテージになります。
そんなこんなを含めると、私が考える、ミニノートを買って満足できる人とは、
- 重い作業や幅広い用途に対応できるメイン機を持っている人
- 画面が小さいことを我慢できる人
- 外で使うPCが欲しい人
- 外ではWebを見たりメールをチェックしたり、簡単なビジネス文書を作成したりする程度でOKな人
こんな感じで条件を整理しないと、買ってから「こんなはずじゃなかった…」ってなると思うんです。
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私にとって現行のミニノートでネックだなぁと思っていることは、画面が小さいことと、バッテリの持ちがあまり良くないことです。私くらいの年齢になると、どうしても老眼が入ってきて、小さな画面を凝視することは本当に疲れるわけです。従って(これまでの経験から)最低12.1(1280×800)インチは必要だと決めています。だから、type Pは選択枝に入らないわけです。
またバッテリ性能については、最低5時間の公称値が必要だと決めています。バッテリは劣化を避け切れません。モバイルとして不安なく使うには、私の場合は実質3時間が最低必要ですので、公称値で5時間というわけです。
それから、デザインも大事にしたいです。つまり「会社のパソコン持ち出してます」と言わんばかりの無骨なPCはイヤなので、ちょっとオシャレ系がいい。だからシルバーは買いません(多分)。
さらに、OSはWindowsならXP限定。Vistaはパスです。あとは…もちろん無線LAN搭載でメモリは最低1GB。それでもって、予算は5万円以下が理想ですけど。えっ?もういいって?
こんな具合ですから、私の希望を満たしてくれるマシンなんてそうはありません。まぁ当分は、ちょっと重いけど、そこを除けば満足しているMacBookを使い続けますよ。だって、昨秋に買ったばかりだし。無駄な買い物はしませんよ。大人ですからね。
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と、冷静に考えたはずだったのに、そんな私の気持ちをあざ笑うかのごとく、タイプかも~って感じのマシンが出ちゃって困っています。それはデルの「Inspiron Mini 12」。
一般的なNetbookの画面解像度(1024×600)より大きい1280×800表示の12.1型ワイド液晶ディスプレイを使ってます。発売当初は10万円くらいしたので、やっぱ除外品かなぁ、って感じでしたが、これが昨年末に大幅値下げ。しかも希望のWindowsレス機(Ubuntu版)が登場し、これで【49,980円】と、かな~り刺激的なプライス。さらに、オシャレ度グーンとアップの赤のトップカバーも登場。唯一のネックだったバッテリに、大容量版まで登場。まるで私の好みを見透かしたような充実度。さぁ、どうしようか。困った。誰か、止めてください。。。