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あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

都議選に向けて板橋区の都議HPを超高速にしてみた。速さは都議会議員一位?!

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2025年6月13日の告示まで約2週間となった東京都議会選挙ですが、

今回は自民党の裏金問題や、去年の衆議院選挙で大躍進した国民民主党の公認周りのゴタゴタ、都知事選で次点に躍り出た石丸さんの立ち上げた地域新党「再生の道」が人気のテレビ番組のような仕立てで候補者の募集と選抜の様子をYoutubeで流すなど、いろいろと見所が多い選挙でもあり、その翌月に迫った参議院選挙の行方をも左右するということで国政政党も大変力を入れている地方選挙でもあります。

あと、先日も書いた「ハックされる公職選挙法とその脆弱性について 選挙ポスター問題から考える(1)」で書いたとおり、昨年の都知事選のポスター掲示場ジャックと転売問題を受けて急遽改正された改正公職選挙法施行後の初めての選挙でもあります。

自分自身は特に政治活動などもしておらず、支持政党も特にないのですが、前職ベネッセコーポレーション時代の同僚が2012年の衆議院選挙に挑戦した時から彼のホームページのレンタルサーバーをほぼボランティアで管理しています。

国政への挑戦はあえなく敗れたものの、その翌年の東京都議会議員選挙では見事当選し、その後、紆余曲折ありながらも地道な活動が地元板橋区の有権者の評価を受け三期都議を勉めている彼なのですが、都議会での質問などの都議会議員としての本務はもちろんのこと、駅頭での辻立ち、始発から終電までの相談受付会などアナログな活動はとても精力的にやっているものの、ホームページなどの管理運用のデジタル面はさっぱりで。レンタルサーバーに登録のクレカの有効期限が一昨年切れてしまい、そのままサーバー上のデータなど一切が消えてしまうなどしちゃっていました。

前に以下の記事でも書いたように

都議会議員のソーシャル(Twitter)利用を視覚化してみた ~ 都議ったー

選挙の直前だけ情報を発信するんじゃなくて、せっかく良い活動をしているんだったら若い人にも伝わるようにもっとそれをインターネットや各種SNSで発信しようよ!と言って来たのですが、結局、テスト間際にならないと大抵の人は勉強しないように、議員さんは選挙が近づかないとなかなか発信の活動量があがっていきませんね・・。

ネットでの発信が無いからといって、議員としての仕事をしていないわけではないですし、逆にネットでは目立っても実際に話を聞いてみると議員としての職責を果たせていないんじゃないの?っていう方もいるので難しいところです。

それはさておき、今年の初めくらいにそろそろHPを復活したいと頼まれたので、レンタルサーバーの再契約とDNS設定など、奇跡的に取ってあった前回選挙前のデータベースとWordPressフルバックアップからのリストアなど、なんとか、前回選挙前の状態にまでHPを復旧することができました。

とはいえ、中身は前回の選挙の前、つまり4年以上前のコンテンツだしプラグインもMySQLやPHPのバージョンも古かったので、コンテンツ更新やミドルウェアやプラグインの最新化も大変手間がかかりました。

で、結構大変だったものの、

正直なところ、地方議員のホームページなんて、選挙期間中であってもあんまり見られていなくて、選挙当日にドーンとピークが来て、当選後の翌日のそこそこのトラフィックを最後にまた一気に誰にも見られなくなる、みたいな感じで。

ROIはあんまりよくないんです。

とはいえ、せっかく見に来てくれた有権者の方をがっかりさせるような内容だったり、めっちゃ使い難かったりして、大切な1票を落とさないために、最低限のコンテンツやUI/UXを用意しなくてはいけないな、とも思っています。

というわけで、私の得意なところでもあるサイトスピードのチューニングを真面目にやってみました。

結果は、、、

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100点満点!

まあ、阿部寛さんの例のHPかよってくらいシンプルなページなので早いのは当たり前っちゃ当たり前なのですが、それでもALL100はなかなか取れないWeb Vitalsスコアだと思いませんか?

ちなみに阿部寛さんの例のHPは計測不能(エラー)でしたw

ECサイトでは、ページスピードが0.1秒落ちると1%売上が落ち、1秒早くなると10%売上が上がるというようなことが言われていますが、果たして議員のページのスピードは何にどう影響するのでしょうか?w

ちなみにCore Web Vitalsが100点だろうと、あまりSEOには関係しません。当落線上で並んだ時に評価されるような指標なので、他のSEO要素の方が何倍も因子としての影響は強いのです。

大分長いこと落ちていたので、都議会の議員一覧のところからのリンクも削除されていたし、インデックスからも消え失せていたので、議会局に電話してリンクを復活してもらったり、Search Consoleでエラーを解消したりと大変でしたが、議員名で検索して普通に出てくるようになったのと、「都議選 2025 板橋区」だったり「板橋区 都議会議員」で検索したときにやっと2~3ページ目に出てくるようになりました。

でも、正直、そのクエリで検索して、しかもじっくり中身を見て、投票行動を変えてくれる人ってどれくらいいるんだろっていうこともありますが、公示後の選挙運動のための下準備としてきちんとやっておかないとあとあと後悔することになるのは嫌なんで、キッチリやっておきます。

皆さんも興味があったら、板橋区選出の都議会議員、都議選2025板橋区の立憲民主党公認候補予定者の宮瀬英治のサイトのスピードを見てやってくださいw

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