« 2006年5月27日

2006年5月28日の投稿

2006年6月3日 »

今週の日経ビジネス(2006.5.29号)で「商品の寿命は3週間」という特集記事が掲載されている。
コンビニを筆頭とする店頭に並んだ新製品は1ヶ月ともたず、まさしく多産多死、作り捨てのスパイラルになっており、いかに「ショートセラー」で勝てるかが重要施策となっている。ある食品卸が扱う商品登録情報は4年前の40万アイテムから今は82万アイテムに増加しているという。しかも商品の改廃サイクルはどんどん短くなっている。コンビニでは週に2~4品のカップ麺の新製品が登場しているようだ。

おそらく全ての商品ジャンルにおいてのロングセラー商品は存在しており、数少ない売れ筋商品とそれ以外の多くの、しかも入れ替わりの激しい商品から構成している。
これはロングテール現象というのか? 3週間で消えていく数多くの商品を含むと、リアルな店舗のカップ麺市場においては日清カップヌードルを頂点としたロングテール現象といえるが、その多くの商品は1ヵ月後には購入できないという市場はロングテールではないのか?
3週間で店頭では消え去るがネットの世界で購入できるなマーケットが存在可能だとすれば、明らかにロングテール現象だろう。書籍やデジタル素材の世界ではロングテール商品のマーケットが存在することは理解でき、Web2.0がその市場を拡大できることも理解できる。しかし、カップ麺の世界でそれが実現できるのか?原料はほとんど変わらずあまり代わり映えしない新商品をロングテール商品と言えるのか?
日経ビジネスの記事によると女性下着大手のトリンプ・インターナショナルのドイツ人オーナーが吉越社長就任の際に「日本は新製品でなくちゃダメだよ」と助言したという逸話がある。

趣向性の多様化から拡大していくロングテール現象と、単なる新製品好きの日本人気質に対応するためのプロモーション施策としてのロングテール商品化を区別して戦略を練る必要があるようだ。

watahiroki

« 2006年5月27日

2006年5月28日の投稿

2006年6月3日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

渡部 弘毅

渡部 弘毅

Quality Service Provider日本テレネット(株)にてビジネスコンサルティングおよび新事業や新サービスの企画立案に従事する。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2011年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
watahiroki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ