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仕事、ライフスタイル、世間での新しい価値を求めて

ライフスタイル分析

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わが社はシニア向けのSNSサイト「スローネット」を運用しており、シニアのスローライフを支援しています。
またそうしたシニアの声を集めたシニア・ライフスタイル・マーケティング情報サービスとして企業向けに「スローナビ」というサービスも推進しています。
最近の私のブログの内容も本サービスからの情報が多くなっています。

そんな中で、シニアの生活者の声を集めて定性的、定量的にライフスタイル分析を行っています。
私は、コンサルタントとしてデータ分析は実施していましたがどちらかというと、企業のビジネスプロセスを分析して課題を発見したりBPRにつなげることを専門としていました。
課題を出してグルーピングしてどの領域が弱い、その原因は何かとか分析していくわけです。

ライフスタイルの定性分析も同様で、消費者の声をKJ法等を使いながら分類、グルーピングして、ライフスタイルにたいするどんな潮流があるのかを発見していきます。

どちらも重要なのは仮説立案能力で、ビジネスプロセスを課題を分析する際にもある程度「まとめるとこんな課題でその解決策はこういう方向だろうな」というおおよその予見をしてからその仮説が正しいか、間違っているとすればどう間違っているのかを分析していくと早く結論に到達できます。

ライフスタイル分析も同様で、生活者の観点でおそらくこんなトレンドになっているんだろうという仮説をたててから情報収集や分析をするとまとめやすくなります。

しかしながら、仕事一筋だったりあまりにも一般生活者の実生活と離れた環境で生活していたりすると、一般消費者としての感性がなくなってきて、この仮説がたたなくなったりするのです。

いくら消費者の声を分類グルーピングするテクニックが上達しても分析者が生活者としての感性をもっていなければすばらしい分析結果を得ることができないのです。

最新のマイニング技術を導入したり、某大手通販等でライフスタイル分析をずっと経験されている方を師匠として入っていただき、分析メンバーは一流のアナリストになるべく修行をしておりますが、よく学び、よく働くことはもちろんのこと、よく遊び、生活者視点の感覚をもつことが重要だと感じています。

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