ばっくどろっぷ非常勤日記:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) ばっくどろっぷ非常勤日記

長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

« 2006年6月11日

2006年7月4日の投稿

2006年7月13日 »

3年ほど前に、「フリスク用の革ケース」を、某WEBメディアの連載コラムで紹介した。同じ指向の人が多かったのか、フリスクのケースというニッチなマーケットが脚光を浴びる前夜だったのか、その記事が掲載されてから、製造元であった某レザークラフトショップには膨大な数のユーザアクセスがあったと聞いた。

それ以来、様々なフリスクのケースを販売する会社が続出し、今でも、伊勢丹メンズ館の地下売り場や、銀座伊東屋、ちょっとしたアクセサリーを置いているお店の店頭にも、ラインナップとして並ぶようになった。シンプルなレザーメイドから、全身にスワロフスキーをまとった超豪華なモノまで、今ではその種類も半端な数では無い。

たまたま、自宅の本棚の手前の大事なスペースに、もう古くて使っていない多くのUSB メモリーと、そのすぐ横に未開封のフリスクが数個並んでいるのに気がつき、衝動的にこの2つをくっつけてみよう!なんて思いついた。

最近は、とんと工作なんてしたこともなかったが、思い立ったが吉日、早速、ペン立ての中からカッターを取り出し、フリスクの中身を放り出して、フリスクケースの引き出し部分に適当にカッターの刃をあてた。ヌメっとした雰囲気だと思っていたが、予想に反して、フリスクのプラスティックケースはハードで、あっけなくパリンと割れてしまった。

この調子でドンドン割って行ったら、フリスクの中身がデスク上に溢れてしまう。ここは真剣に、慎重に、、、、そして、暫く使っていない糸ノコを道具箱から取り出し、真面目に寸法を計測して、フリスクケースから露出するUSBメモリーのコネクタ部分のサイズをカットした。

Flisk2 今回使用したUSBメモリーは、古いIBM社製の256MBで、元々、本体プラスティックに大きなヒビが入っていた。また、USBメモリー本体のサイズがフリスクのプラケースの内容積より高さがオーバーなので、やむなくUSBメモリー全体をバラして、基盤&コネクタ部分だけを取り出し、フリスクのパッケージに収納した。

USBメモリーのコネクターをPCに差し込んだ際に、内部でUSBメモリーの基盤部分だけが後方にずれたりすることの無い様に、内部の余った空間には軽くて強く、圧縮されにくいモノを詰め物に使った。固定はアロンアルファさえあればほぼ完璧だ。

たった30分ほどで、大がかりな道具も使わずに作った「USB FRISK メモリー」だが、周囲の反応はなかなかグッドだ。フリスクのケースにiPod Nanoを収納するのも一部で流行しているが、簡単さは「USB FRISK メモリー」が圧倒的だ。誰でも作れると言っても良いだろう。筆者にはとうてい無理だが、腕に自信のある人は、普段は金属のコネクター部分は露出せずに、スライド方式でコネクターが露出する仕組みにすることも十分可能だろう。

Part time Professor JOE

« 2006年6月11日

2006年7月4日の投稿

2006年7月13日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

竹村 譲

竹村 譲

パートタイム・プロフェッサー 竹村譲
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。現在は、同学部で非常勤として、アーティストの卵に教える。モノ・ヒト・コトに関わるガジェット系おバカコラム。ITmedia +Dでも連載が進行中

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
takemura
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ