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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

世界標準ケータイE61を使っていて良いこと悪いこと・・

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今もNokiaのケータイ電話を愛用している。国産ケータイのどれもが赤外線機能をサポートしていなかった頃から数えると、既に数世代以上を買い繋いでいる。今回は、大阪に3泊4日で出かけたが、なんと、自慢のE61の充電用の専用ACアダプターを自宅に置き忘れたまま出かけてしまった。間違いなく途中で電池がなくなってしまう。

どこにでもあるDoCoMo社やSOFTBANK社のケータイなら、近所のケータイショップに出向いて、予備としてもう一台ACアダプターを購入すれば一発で解決だ。アルカリ乾電池を使う緊急充電パックなら、近所のどこのコンビニでも売っている。

しかしNokia E61のACアダプターはそれほど甘くは無い。従来のNokiaケータイとも少し仕様が違うので、DoCoMoショップに行っても、SOFTBANKショップに行っても入手は不可能だ。もちろん、SIM FREEでNokia社が国内先行発売している機種なので、SIM LOCKの大好きな日本のキャリアからは、当然、E61は発売されていない

まあ日本のキャリアが、何らかの理由でオーソライズされないコンテンツサイトを指していう「勝手サイト」と同じ。いわば、E61は、メーカーが勝手に販売した「勝手ケータイ」な訳だ。ただその相手が世界最大、圧倒的市場占有率を持つNokia社だから、少し話は複雑になってくる。さて、話をACアダプターに戻そう。

唯一、SOFTBANK社から販売されだしたN73(Softbank型番 705NK)同等機種のACアダプターが使えるかどうかチェックポイントだったが、確かめる前に、自宅に電話してACアダプターを宅急便で送ってもらう手配を依頼した。

「世界の超メジャーは日本の超マイナー」(逆も真!)確か昔よく似たことがあった様な。。。ちょうど、NEC社のPC98とIBM PC互換機の世界の対比に似ている。ことの結末は、もう皆さんもご存じのはずだ。ケータイ世界は絶対に同じ結末にはならない!。と宗教の様に信じている日本のキャリア関係の方を数多く知っているが、その状況も十数年前のPC業界とそっくりだ。(*^_^*)

国際標準・勝手ケータイを持っていると、「未来が見えるメリット」と「明日の電池の心配」を同時に出来る楽しさを体験できる。(#^.^#)

半分冗談だが、今からでも、日本中にGSMのアンテナを立てよう!という企ては無いのだろうか、遙か昔の「長野オリンピック」の時にかけ違ったボタンの修正も、今ならまだ間に合うかもね。。。いずれ全てのボタンをかけ直す時は必ずやってくるのだから。結局のところワリを食うのは、ユーザとメーカーということになるのだろう。

世界的市場規模で見た時、異質のテクノロジーや国内法規などを利用した非関税障壁では、国内メーカーを完璧に保護することは不可能で、逆に、国際試合を逃した優秀な国内メーカーの技術力を削ぐ方向に働く。それは技術の世界だけに留まらず、ケータイのビジネスモデルにおいても同じだろう。5年先が楽しみだ。ACアダプターをなめてはいけない?(・-・)

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