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2011年8月31日の投稿

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フェイスブックへの理解を深めることができる、クールで有用なインフォグラフィックを見つけたので紹介したい。全部で6つある。フェイスブックについて、ちょっとした蘊蓄を披露したい時などに使えそうだ。

■-1 Dead People on Facebook(フェイスブック上で死んだ人々)

自分が死んだらフェイスブックのアカウントはどうなってしまうのか、フェイスブックユーザなら気になるところだ。こんな興味深いデータが公開されている。

● フェイスブックの会員はどれくらい亡くなっている?

フェイスブックがローンチした2004年から現在に至るまで、300万人以上が亡くなっているらしい。また、フェイスブックの発表によれば、毎年会員の20万人が亡くなっているとのこと。世界の人口は、毎日362,733人増え、153,844人減っている。つまり、約半分が毎日亡くなっていることになる。一方、フェイスブックの会員は、毎日700,000人増え、548人が亡くなっている。

● 自分が亡くなったらフェイスブックのアカウントはどうなるの?

では、もし自分が死んだらフェイスブックのアカウントはどうなるのか?フェイスブックには、家族や友達が死んだことを報告するページがある。だから心配はいらない。

 ⇒ http://www.facebook.com/help/contact.php?show_form=deceased

どうでもいいことかもしれないが、死んだことを報告するしくみがあることを知って少しホッとした。一番親しい友人に、自分が死んだらちゃんと報告してもらうよう頼んでおこう。そうすれば、さらに安心してフェイスブックライフが楽しめる。

_deathonfacebook

Source: All Facebook 

■-2 Reading Professors Like an Open Facebook(大学の教授はオープンなフェイスブックが好き)

大学の授業にに、ソーシャルメディアに関するカリキュラムをどう取り入れて行けばよいのか、大学の教授は悩んでいるらしい。

● 大学の教授はフェイスブックが大好きである。そう、Like!

大学で働く職員の91%が、仕事としてソーシャルメディアに関わっているとのこと。一方、他の産業で働く従業員は、僅か47%だけ。では、一体どれくらいの教授がフェイスブックのアカウントを持っているか?まず、教育者全体で見ると、80%が少なくとも一つのソーシャルルメディアのアカウントを持っている。そして、その内の25%が4つかそれ以上ソーシャルルメディアのアカウントを持っている。次に、オンライン上の教育者。彼らは84%が少なくとも一つのソーシャルルメディアのアカウントを持っているとのこと。そして、最後がリアルなキャンパスをベースにしている教育者。76%が少なくとも一つのソーシャルルメディアのアカウントを持っている。つまり、勤務形態による差はあまりないということになる。

● ファイブックは新しい教育ツール

人文科学と社会科学に従事する教育者が、ソーシャルメディアを一番活用しているらしい。そして、全ての教育者の3分の2が、クラスの授業でソーシャルメディアを利用している。また、教育者全体の80%が、自分自身が教えるコースのいくつかの局面においてソーシャルメディアを利用している。その内の40%は、学生の要求によりコースの宿題の一部にソーシャルメディアを取り入れているとのこと。さらに、30%は他のクラスの学生とやり取りするためにコンテンツをポストし、20%がコメントをしているとのこと。つまり、ソーシャルメディアは授業の中にまで入り込んできている。そして、最も使われているのがフェイスブックで、以下YouTube、リンクドイン、ブログと続く。

それにしても、大学機関におけるフェイスブックの普及率には目を見張るものがある。欠かすことができない、教育用のツールになってしまっているところが凄い。

_acebookandteachers

Source:Schools.com 

■-3 The Apps Showdown: Facebook vs iPhone vs Android(アプリ対決:フェイスブック VS iPhone VS Android

アプリの開発ベンダーにとって、ユーザの多いプラットフォームは魅力的である。フェイスブックは、果たしてiPhoneやAndroidと比較してどうなのか、気になるところだ。

● アプリの数ではフェイスブックが断トツ

アプリの数は、フェイスブックが550,000、iPhoneが250,000、Androidが120,000と、2010年の時点でフェイスブックが断トツとなっている。一方、お金の面ではフェイスブックが0円、iPhoneが$2.43、Androidが$2.96と、Androidがかろうじてトップとなっている。また、アプリを開発するベンダーの数は、フェイスブックが1,000,000、iPhoneが43,200、Androidが10,200と、ここでもフェイスブックが断トツとなっている。

アプリのプラットフォームとしても、フェイスブックが断トツであることがわかった。ちなみに、フェイスブック上で一番人気があるアプリはFamVilleだ。

_appplatformshowdown

Source: All Facebook 

■-4 The New Facebook User: Senior Citizens(新しいフェイスブック・ユーザ:高齢者)

いまだに増え続けるフェイスブックユーザだが、最近高齢者のユーザが増えているらしい。オンライン上でコミュニケーションを楽しみたいのは、若い世代だけとは限らないようだ。

● 高齢のフェイスブックユーザが増えている

最近になって、高齢のフェイスブックユーザがもの凄い勢いで増えている。2008年が1.2%、2009年が2.3%だった数字が、2010年には何と11%。これは、2010年の米国のフェイスブックユーザ133,925,380人中14,775,620人という、かなり高い割合の数字だと言っていいだろう。その成長率は1448%。そして、5人の内1人が数日間の内に1時間は利用しているとのこと。

● 男女比で見ると女性が多い

高齢のフェイスブックユーザを男女比で比較してみると、男性が37%で女性が63%。女性の方が、高齢になっても新しいことに挑戦する意欲が高いのだろうか。

● 高齢者は友達や家族との交流のために利用

高齢のフェイスブックユーザは、フェイスブックをどう活用しているのだろうか。1位が、家族や友達との交流で40%、2位が写真の共有で30%、3位がソーシャルゲームの利用で20%、4位が論争や宣伝で10%となっている。

高齢者のフェイスブックユーザが増えているというデータを知った時は、ちょっとした驚きがあった。でも、考えてみれば老化防止にフェイスブックは効果があるかもしれない。ちなみに、最も高齢なフェイスブックユーザは105歳。

_seniorsandfacebookinfographic

Source:Assisted Living Facilities

■-5 Google vs Facebook(グーグル VS フェイスブック)

アメリカのブロガーの間で、フェイスブックが来年検索エンジンのサービスをローンチするのではないかという噂が話題になっているらしい。もしその噂が本当だとすれば、フェイスブックとグーグルの争いは一層熾烈を極めることになるだろう。

● トラフィックではすでにフェイスブックが上回っているが

ご存知の通り、2010年8月に、フェイスブックがグーグルからトラフィック量トップの座を奪った。アメリカ人は、2010年の8月に、4,110万分もフェイスブックのために時間を使ったということ。ちなみに、グーグルは3,980分。両者の流星のような軌道は、わずか数年の間で差が開き始めただけだ。

フェイスブックが産声を上げた2004年にIPOを果たしたグーグルと、今年から来年にかけてのIPOが噂されているフェイスブック。本当の戦いは、まだこれから?

_googlevsfacebook

Source:AllFacebook.com 

■-6 The Rise of Social Media Ad Spend(ソーシャルメディアに対する広告予算が上昇している)

ソーシャルメディアに広告を出稿する企業が急増している。特に、アメリカにおける急生長振りには目を見張るものがある。

● 世界規模でソーシャルメディアへの広告予算が増えている

2006年に僅か$480ミリオンだったソーシャルメディアへの広告予算が、翌年には155%増となる$1,225ミリオンに、そして2011年は$4,260ミリオンまで増えているとのこと。中でもアメリカの急成長が目立っている。

● 広告媒体としても拡大を続けているフェイスブック

アメリカにおいては、ソーシャルメディアの中でもフェイスブックの成長が著しい。2009年時点のシェアでは、フェイスブックの36%に対し、マイスペースが32%とほぼ同等であったにもかかわらず、翌年の2009年になると、フェイスブックの50%に対しマイスペースは19%と、完全にフェイスブックの一人勝ちとなってしまっている。

ソーシャルコマースが普及してくれば、ソーシャルメディアを媒体とした広告出稿は今後も増え続けることだろう。そして、その中心にいるのはやはりフェイスブックのようだ。

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Source:Flowtown.com

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伊藤 靖

伊藤 靖

株式会社リトルウイングス代表取締役。
青森県弘前市出身。大田区蒲田在住。
企業のメディア戦略、コンテンツ戦略、モバイル戦略の構築と実行をサポートするサービスを提供しています。

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