« 2007年8月23日

2007年12月14日の投稿

2007年12月15日 »

イタリアと聞いて連想するもの。パスタ、ピザ。確かにイタリア料理は美味しいです。外せない。。。サッカー。これも外せないですね。最近プレミアやエスパニョーラに押され気味ではあるものの、イタリアからサッカーを取ってしまったら、イタリアの魅力が半減してしまいます。洋服。これもいいですね。一時のような熱狂的な支持はないものの、クラシコ・イタリアのスーツは洋服好きの男たちにとってはいまだに憧れです。

料理、サッカー、洋服もいいのですが、私にとってのイタリアと言えば今はジャズです。イタリアン・ジャズ。以外に知られていないのですが、イタリアン・ジャズはクラブ・ジャズの影響もあっていま凄い人気なんです。「そんな馬鹿な、イタリアの音楽と言えばオペラとカンツォーネだろ」。確かにおっしゃる通り。オペラとカンツォーネは外せない。オペラとカンツォーネはイタリアを代表する偉大な音楽。でも、今の旬は間違いなくイタリアン・ジャズです。

イタリアン・ジャズの魅力を一言で語るとしたら、「懐かしさと新しさが同居している」点にあると私は思っています。懐かしいようで、それでいてどこかに新しい感覚が感じられる。イタリアン・ジャズを聴いているといつもそう思います。ハード・バップとモードが上手く混ざり合っていて、1950~60年代のブルーノートの音が好きな人は絶対気に入るはず。それと、1曲が3分から5分程度にまとめられていて、気軽に聴けるのも魅力です。iPodにぴったりですね。

最近録音されたアルバムももちろん良いのですが、私がお薦めしたいのは昔のアルバムです。たとえば、Gianni Bassoの67年録音の「Exciting 6」。あの名曲「Donna Lu」が収録されているイタリアン・ジャズを代表する名盤です。旅客機のジャケットで有名な「Sestetto Basso Valdambrini」も超お薦めなのですが、すぐに売り切れてしまい現在は廃番になっています。残念。

もう1枚はModern Jazz Gang60年の録音「Miles Before And After」。マイルス・ディビスの「Kind Of Blue」にインスパイアされたと言われているアルバムで、これも味のある外せない1枚です。モード・ジャズが好きな人には特にお薦め。

イタリアン・ジャズは一応クラブ・ジャズというカテゴリに入れられていて、若者を中心に人気を集めているんですが、若者だけに占有させておくのは勿体ない素晴らしい音楽です。ジャズが好きな人には是非聴いて欲しい。ちなみにイタリアン・ジャズに関する情報を集めるのなら、「スイング・ジャーナル」や「ジャズ・ライフ」よりも「remix」の方がいいですね。これも外せません。

■ Basso Valdambrini 「Exciting 6」
   ※ ジャケットもカッコ良い!

■ Modern Jazz Gang 「Miles Before And After」

■ 「remix」


 

itoman

« 2007年8月23日

2007年12月14日の投稿

2007年12月15日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

伊藤 靖

伊藤 靖

株式会社リトルウイングス代表取締役。
青森県弘前市出身。大田区蒲田在住。
企業のメディア戦略、コンテンツ戦略、モバイル戦略の構築と実行をサポートするサービスを提供しています。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
itoman
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ