« 2006年7月21日

2006年7月22日の投稿

2006年7月24日 »

SNSは、大きく一般型SNSと特化型SNSに分かれます。

一般型SNSとは、登録するユーザーを限定することなく、内容もなんでもありのSNSを言います。ミクシィやマイスペースなんかが、一般型SNSに該当します。一方特化型SNSとは、登録するユーザーが限定されていたり、内容も特定の分野に限定されたSNSのことを言います。イントラSNS、内定者SNS、コマースSNS、音楽SNSなどが特化型SNSに該当します。

最近の傾向を見ていると、企業が導入を検討しているのは圧倒的に特化型SNS。私が今手がけているSNS導入プロジェクトも、ほとんどが特化型SNSです。対象とするユーザーを自社の社員に限定したイントラネットSNSや、音楽や健康などの特定の分野を対象としたSNSの導入が、もの凄い勢いで加速しています。

ただ一方では、「SNSなんてミクシィが一つあれば十分なんじゃないの」といった声も聞こえてきます。つまり、誰も特化型SNSになんか登録しないんじゃないかと言うわけです。

私は、この考え方は間違ってると思います。時代は、明らかに一般型SNSから特化型SNSに移行しています。玉石混合からワン&オンリーへ。それが、今後のSNSの流れです。

ミクシィは、SNS初心者のためのサービスです。SNSをはじめて利用する初心者には確かに使いやすいし、内容も十分かもしれません。「SNSがどんなものか体験してみたい」というユーザーには、あれほどピッタリのサービスはありません。

ところが、ミクシィもしばらく使っていると飽きてきます。私もその一人ですが、最近ミクシィを利用する機会がめっきり減ってきました。中には、私の知り合いで最近ミクシィから退会する人間も何人かいるほどです。彼らは、ミクシィを退化して、それぞれの目的に合った特化型SNSに登録しているようです。

ミクシィを利用していて一番感じることは、参加者の意識が希薄なことです。「なんか面白いことないかな」といった気持ちから登録しているユーザーが多いため、発言が少ない。私の経験から言うと、積極的に発言するユーザーは、100人のコミュニティでせいぜい5、6人。もちろんコミュニティによって差はあるでしょうが、私の実感としてはそんなところです。

ところが、特化型SNSの場合は、明確な目的をもって登録しているユーザーが多いため、積極的に発言するユーザーの数もミクシィの2倍から3倍はいるように実感をもっています。一つの分野について、より深い議論や情報交換ができるのが、特化型SNSの特徴です。

実は、私がミクシィ内に立ち上げた「ビジネスSNS」というコミュニティも、近いうちにミクシィから独立させて特化型SNSとして再スタートさせたいなと目論んでいるところです。たとえ登録者の数が現在の150名から50名に減ったとしても、活性化するならその方が良いと考えています。

忘れてはならない重要なこと。それは、一般型SNSの成功判断基準は登録しているユーザー数ですが、特化型SNSの成功判断基準はユーザー数には限らないということです。ユーザー数は少なくても、活発な意見交換や議論が行われているような活性化したコミュニティであれば、その特化型SNSは完全に成功したといって良いでしょう。

ソーシャルメディアになる可能性を秘めているのは、ユーザーの参加意識が希薄な一般型SNSではなく、明確な目的をもって登録しているユーザーの多い特化型SNSです。自分の意志で、参加するSNSを選ぶ。そんな時代が来ているように思えてしかたがありません。

-------------------------------------------------------------------------------

■ デイブ・メイソン:『Alone Together』

スワンプ・ロックって、基本的に米国の音楽なんですが、エリック・クラプトンやジョー・コッカーをはじめ、英国のミュージシャンが意外にも重要な役割を担っているんですよね。このデイブ・メイソンもその一人で、元々はトラフィックのメンバー。

それにしても、この『Alone Together』はスワンプ・ロック史上に燦然と輝く歴史的な名盤です。今も聴いているんですが、渋いギターと味わいのあるボーカルが何とも心地良いんです。聴いていると、ゆったりとした気持ちになるから不思議です。他のアルバムもお薦めの、是非一度は聴いて欲しいアーティストの一人です。

Photo_26

itoman

« 2006年7月21日

2006年7月22日の投稿

2006年7月24日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

伊藤 靖

伊藤 靖

株式会社リトルウイングス代表取締役。
青森県弘前市出身。大田区蒲田在住。
企業のメディア戦略、コンテンツ戦略、モバイル戦略の構築と実行をサポートするサービスを提供しています。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
itoman
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ