« 2006年5月17日

2006年5月18日の投稿

2006年5月19日 »

今日は、『What Is Web 2.0』の最後の方に登場してくる「Web 2.0のデザインパターン」について簡単に解説します。

『What Is Web 2.0』の本文で、「Web 2.0の原則」として7つ取り上げていることについては昨日紹介した通りです。『What Is Web 2.0』のページの大部分は、この「Web 2.0の原則」を解説することに使われています。そして最後の方で、「Web 2.0のデザインパターン」として、今度は8つの特徴が紹介されています。その8つとは以下の通り。

① ロングテール
② データは次世代の「インテル・インサイド」
③ ユーザーによる付加価値創造
④ ネットワーク効果を促す初期設定
⑤ 一部権利保有
⑥ 永久にベータ版
⑦ コントロールではなく、協力
⑧ 単一デバイスの枠を超えたソフトウェア

昨日紹介した「Web 2.0の原則」と比べてみてもらえばわかるんですが、共通しているのは「データは次世代のインテル・インサイド」と「単一デバイスの枠を超えたソフトウェア」の二つだけです。残りはすべて違った表現の仕方がされています。よく読むと同じ内容のことを言っているのに、わざと違った表現がされているものも中にはあります。

デザインパターンというのは、オブジェクト指向開発に携わったことがある人なら耳慣れた言葉だと思います。ソフトウェア開発における設計工程の効率化を図るために、設計のノウハウをパターン化しておくのがデザインパターンの考え方です。パターン化しておくことで、同じような設計があった時に、以前使った設計のノウハウを再利用することが可能になります。つまり、設計工程における期間の短縮が可能になるわけです。よって、この「Web 2.0のデザインパターン」は、どちらかというと技術の視点からWeb 2.0を捉えたものです。

昨日紹介した「Web 2.0の原則」は、ビジネスの視点からWeb 2.0を捉えたものでした。このweb 2.0を捉える視点の違いが、Web 2.0をわかりにくいものにしているというのが私の考えです。

そしてきわめつけは、これも最後の方に登場してくる「Web 2.0企業のコアコンピタンス」。これがまた、微妙に「Web 2.0の原則」とも「Web 2.0のデザインパターン」とも違っているんです。

≪つづく≫

itoman

« 2006年5月17日

2006年5月18日の投稿

2006年5月19日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

伊藤 靖

伊藤 靖

株式会社リトルウイングス代表取締役。
青森県弘前市出身。大田区蒲田在住。
企業のメディア戦略、コンテンツ戦略、モバイル戦略の構築と実行をサポートするサービスを提供しています。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
itoman
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ