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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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1月31日にサン・マイクロシステムズの用賀本社のセミナールームをほとんど使って「Sun Software Showcase 2008」を開催した。大きな宣伝はしなかったが、248名のお申し込みがあり、181名さまにご来場いただいた。マーケティングでは、この参加率とイールドと呼んでいるが、もともとは収穫量とかの意味だが、今回は 73% と無料のセミナー・イベントとしては、まあまあ良い数字だった。講演させていただいた内容も、かなり充実していたと思う。

お申し込み、ご来場いただいた皆様、こころよりお礼申し上げます。

さて今回も、大勢のスタッフと大勢の講演者が貢献してくれたが、普段、マーケティングをしていない人たちにも参加してもらった。今回改めて気が付いたのだが、こういったイベントも、基本を忠実に行うことがたいへん重要だなと思った。

この「Sun Software Showcase」は、サンがご提供しているソフトウェアのソリューションや製品を、アイデンティティ管理(セキュリティ)、デスクトップ(シンクライアントやデスクトップソリューション)、SOA / BPM / EAI ソリューション、 Web / Application ソリューションの4つに分け、同じ会場で、同時に講演を行うものだ。横にいろいろなソリューションを聞くことも出来るし、専門の講演を縦に通しで聞くことも出来た。

さて、4つのセッションに講演が各4講演(デスクトップは 6 件)さらに基調講演と、19の講演がある。講演者も19名以上(パネルディスカッションがあったので)となり、この各講演者の資料と講演者が時間に遅れずに到着し、資料が間違いなく画面に映るようにするのは、そんなに簡単な事ではない。

15年以上前、同じようなイベントを行った時に、ひとりの講演者が日にちを間違え、講演時間が迫っても現れなかった。当時あまり携帯電話がなかったので、八方探したが見つからず、講演時間の数分前、会社にいる事が分かった。自社の社員だったので、どなったが間に合わない。「お前、交通事故にあったことにしろ。こっちに来るな。」と言い渡した。ご来場者には、突然の事故で来れなくなりました、とウソをついた。すみませんでした。いわゆる「No Show」というやつで、イベントで一番怖い事象だ。それ以来、時間の30分前には、必ず会場に来させるよう、事前にしつこく何回も連絡するようになった。

さらに、講演用の資料も、印刷せず、後日ダウンロードできるようにするパターンでも、2-3日前を締め切りにする。前日までに作ればいいと思うかもしれない。しかし期日を前に設定していないと、作りきれない場合もあり、また、数日前に完成していても、その後にさらに改良することができる。作る側にはたいへんだが、より質の高い資料づくりと作った資料を間違えて消してしまっても、複数のバックアップを作ることができる。

イベントというのは、こういった当たり前のことの連続であり、何回も行っていると、どうしてもそういった基本的な事を端折ってしまったり、まあ、いいやと思いがちだが、愚直にこういった基本を推進していくことが、実は大きな間違えをしない、重要なポイントだ。

電車の運転手や車掌が、必ず指差し確認をするのは、同じ事を繰り返しているなかで、ふっと基本を忘れた為に起こる事故が大きな問題に発展するからだ。スポーツの選手が、いつも基本的な運動、たとえばイチロー選手だって、毎日必ず素振りを繰り返すように、基本を繰り返しているのは、基本の動作がプレイの中では、本当に重要だからなのだ。

どんなにスキルが上がり、上達しても基本をないがしろにしない、という事が、そのスキルを元にお金を貰い、人に役に立つ事の根本になる。常にそのことを忘れないようにしたい。むろん、基本をやっているだけで、お金がもらえるわけはない。その基本を、まさしくベースにして、その人のユニークさ、強さ、幅の広さを付加するのが、プロだ。

私も私の業務のプロである。プロである以上、サンに高橋徹あり、と認識されたいと思う。それには、基本を確実に遂行し、自分のユニークさを最大限に出して行きたいと思う。

とおる

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高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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