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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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私は、ピープル・マネージメントは、あまり好きではないが、仕事はチームで行うものだし、チームの各スタッフの能力が、そのチームの能力に直接関係してくるので、今回はちょっとその点を考えてみたい。

人を評価するのは、とても難しく、また、評価するポイントも多いとは思うが、単純化するため、今回は、仕事に対する態度が受動的か、能動的か。また、仕事がよくできるか、できないかを評価の観点にする。仕事ができるとは、どういうことかだが、それぞれの仕事の内容によって異なると思われるので、ここでは、仕事の目標を達成できるか、仕事の品質が高いか低いかを総合的に見て判断する事とする。

そうすると、その仕事の態度と仕事の能力は、以下のような二次元の表に表すことが出来るだろう。

Workforce_template_2 つまり 4 種類の評価対象ができるのだが、普通に4つの型を呼ぶのはつまらないので、最近新しくアニメ化された「ヤッターマン」のリメイク版が有名なようなので、この登場者を使って各型の特長を考えていこう。

☆ ヤッターマン型は、基本的に自分の仕事は自分でちゃんと設定できる。大体の方向性を伝えておけば、全部自分で計画、判断、実行できる。さらに、実行する仕事の内容が正しく、質が高い。ヤッターマン型は、ガンちゃんの事か、アイちゃんの事か、とか質問しないように。愚問である。

☆ ヤッターワン型は、「メカの素」をやらないとぞろメカが出てこない。つまり、仕事に対して能動的に、あれをやろう、これがたりないとかは考えられないので、大ざっぱな方向性だけでなく、場合によっては仕事の仕方まで教えてあげる。そうすれば、きっちりとして、品質のよい仕事をやってくれる。仕事師みたいな人たち。こういう人たちも重要だ。

☆ ドロンジョ型は、たいへんである。自分で能動的に動こうとするが、必ずしもそのチームの方向性に合わせなかったり、場合によっては、逆方向だったりする。「ヤッターマン」ではお色気役(深キョン、大丈夫か?)だが、仕事の場合、年季の入ったおじさん達であることが多い。長がーい、キャリアの中で、ほんのちょっと成功したことがあり、その成功体験を後生大事に繰り返す。おやっ、俺のことじゃん!

☆ ボヤッキー & トンズラー型は、やる気もない、指示をしないと動かない、仕事をさせるとミスをする、間違える。「ブタもおだてりゃ木に上る」というが、ブタが木に上って、どうするのさ、という根源的な質問には、おだてブタも答えられない。しかし、このボヤッキー & トンズラー型はあるきっかけによって、ヤッターマン型に化ける場合がある。もし、ボヤッキー & トンズラー型が自分のスタッフになってしまっても、あわてず、長所を探して、うまく伸ばしてあげればいい。すくなくとも、おだてて木に上らせる必要はない。

みんながヤッターマン型になってくれれば、リーダーやピープル・マネージャの仕事は半分終わったも同じだ。ヤッターマン型の中から、マイ・ナンバーワンを選んで、後進の憂いをまずは取り払い、自分のキャリアを伸ばすことを考えよう。ただし、普通の組織だとヤッターワン型のスタッフもいるので、そういった人への指示は確実にするように。

いまの私のいるチームは、ヤッターマン型だけなので(あっと、私のみドロンジョ型!)仕事はスムーズにいく。過去の経験でも、私のチームは、ヤッターマン型の人が多かったので、管理者の重要な仕事は、ヤッターマン型を、自由にもっともっと伸ばしてあげることだと思う。

よくあることのようだがプロ野球で、せっかく素質があるのに、コーチが寄ってたかって手を加え、選手をダメにしていく、ってことがあるように、せっかく能力もやる気もある人を、小うるさく、細々としたことまで、立ち入って指示しようとするのは、間違いである。そのリーダーやピープル・マネージャの能力を測るのは、そのスタッフの能力の高さ低さなのである。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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