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今あらためて組織力が問われる時代に、”負け組をつくらない組織”の作り方を研究していきます。

絶対に結果を出すという「覚悟」と「行動」- ①

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ここ数回、組織の責任者にとって 「結果を出す」為の考え方などを述べてきたが、
「結果を必ず出す為にはミスの可能性全てを確実に排除すべき」
ということが一つのポイントである。

一般的に “考えさせること” 自体は人を成長させるが、誤解を恐れずに言うならば組織において何らかのアクションを実行する上では、個人が考え得る範囲が広ければ広いほど組織としての統制・ドライブは難しくなる。人はそれぞれの価値観や方法論を持っている、個々のレベルでは良い改善でもあったとしても、組織として統一された行動でなければ時として組織の戦略・戦術の軸がブレてしまうことがある。逆に良い改善ではない、個々レベルでの勝手な行動というのも大いに考えられるので、「余計なことを考えずに済む行動環境の整備」「迅速かつ確実に浸透する情報シェアの仕組み」が求められるのである。 組織としての正しい目標と目的、方法を正しく理解させて実行させる術が重要なのだ。

下記の例を読んで、何が問題だったのか一緒に考えてみて欲しい。

「あるIT機器販売会社で営業チームのチームリーダーであるAさんは、チームの売り上げが目標予算に達しなく悩んでいます。上司であるマネージャーに相談したところ、決定時期が過ぎているのにまだ受注できていない案件をまず先にクローズすることに注力するべきと言われました。翌日の朝礼時に、”顧客への電話と訪問でのアプローチ・ 営業活動量を現在の 1日 10件コンタクトから 20件コンタクトまで増やして、決まってない案件をクローズしましょう!”と、行動量の数値目標(ターゲット)を発表。チームメンバーは”はい”と返事をしてくれました。 しかし、その日の夕方、結果を見るとほとんどの人はいつもと大して変わらない訪問数・電話数でした。売上もそれほど良くはありません。結局、翌日マネージャーに結果を聞かれた時、出来てなかったので怒られてしまいました・・・。」

上記のようなケースは特別なことではなくよくあり得ることだ。”結果”(厳密に言うと評価される結果)を出すことが最大の目標であるのに、目標を本当に達成させるという意識や行動が弱い場合によく見るケースである。口頭では指示をするのだが、実際にその指示が確実に実行され、更に結果を導くまでのプロセスを理解して指示ができてない ”形だけ・口だけ” のアクションプランである。ここで一番の問題は、アクションの良し悪しもあるだろうが、やったつもりになって自分たちは役目を果たしていると勘違いしている組織の責任者の意識にあると私は考えている。

本当に結果を出す為の行動とは何か?

① 何よりも自分が率先して本気で取り組んでいることを示し感じさせる > 覚悟・熱意いる。
② ”KPI”のように数字の集計・報告・分析から進捗把握 >管理システム(Management System)
③ 人間の心理や習性の面から、確実にアクション実行できる環境 > 人的ミス削減

このあと一つずつを具体例をあげていきたいと思う。

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