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できる営業は英語もできる!?

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日本人にとっては英語よりも中国語を勉強した方が断然習得は早い。よく中国は発音と抑揚が難しいと言われるが、実際にはそんな難しいと意識をしなくても良いと思う。正しく言えば、難しく考えすぎず素直に耳で覚えた通りに話せば良いということなのだが。確かに四声という4つのアクセント・抑揚をきちんと使い分けできないと、一見同じように聞こえる言葉でも意味が全然違うことがあるが、英語でもアクセントの位置が違うと通じないようにそれは中国語だけに限ったことではない。しかしながら、読む・理解するということに関しては、これは言うまでもなく同じ漢字という文字を使っているので、私たち日本人には非常に易しい。特にその特性として、漢字は音と意味が大体は1つに決まっているので、その漢字さえ知っていれば多くの言葉の音と意味を推測することができるのだ。その点、英語は26文字のアルファベットの組み合わせで初めて意味を成す。以上からも、「話す・聞く・読む・書く」の言語に関する4要素を総合的にみても中国語は英語よりも取り組みやすいと言えるだろう。

この4つの言語に関する能力の中で一番難しいのはやはり「話す」ということになると思う。他の3つの能力に比べて圧倒的に早い脳の回転速度を必要とするのが「話す」という行為だろう。たとえ、母国語でも不得意な分野の話をするとなると話すスピードが落ちるように、外国語を話す時には頭の中で言葉を意識的に探しながら文章を組み立てる必要があるので、どうしても時間がかかる。脳はこの間フル回転で必死にスムーズに話すように働くのである。外国語を本当によく習得した人以外は、頭の中でどうしても母国語と外国語の間で変換作業を行わなくてはならず、この変換作業を自然と無意識にもできるようになってくると会話もスムーズにできるようになってくる。

そして、普段から外部から取り込む情報を常に自分の言葉として理解定着させる癖のついている人は、外国語の習得は早い。特に「話す」という面において。例えば、IT業界の営業などは様々な知識を有して初めて顧客との対話ができる訳で常に勉強が必要であるが、優秀なセールスパーソンは常に勉強をしながらどのようにこれを説明するべきか?という自分が話すときの文章(スクリプト)に変換しながら学習をする。これも一種の脳トレーニングなのだろうが、同時に2つのことをやってみるとか、マルチタスク対応の脳の働きを刺激することは有効だと言えるだろう。

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