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今あらためて組織力が問われる時代に、”負け組をつくらない組織”の作り方を研究していきます。

塵も積もれば“影響力”となる

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“塵も積もれば山となる”という言葉があるように、どんな小さいことでも積み重ねれば大きなものに変わるということがある。これは人の心理においても全く同じで、些細なことでもそれらが組み合わさって何らかの結論を抱くようになるものだ。セルフプロモーションではこの何らかの結論を自分の理想どおりに作ることを目指す。

私たちは普段の生活において感覚として直面する全てのものに何らかの「価値観」を持って、何らかの判断・結論の連続を生きている。分かりやすく言うと、目にしたもの、耳にしたことは必ず何らかの印象を心に残す。そして、それが自分にとって良いのか悪いのか? 安全か危険か? 興味があるのかないのか? などの判断・結論をして生活をしている。いかなるコミュニケーションにおいても相手の心理に影響を及ぼさないものは無いと言っても過言ではない。小さなことでも影響力がある = 積み重なれば大きな影響力になる ということである。

私が改めてここで言うまでもなく、組織の中で人の上に立つ人間として、人に影響力を与える立場の人間、またはそういう立場を目指す人間は自分自身のイメージや評判に注意を払うのは当然である。例えば、会社組織において上層部の人が悪いことをしたら会社全体に悪影響が及ぶ。たとえ、実際に悪いことをしてなくても“悪いことをしているという印象(イメージ)”を与えてしまうことほぼ結果的には変わらず悪影響が及ぶ。また、社会人なりたての頃の若い時の自分は、極端に分かり易く言うならば 「誰かに殴られても痛くなければ、同じ力で他の誰かを殴っていい」という考えを持っていた。人それぞれで痛み・喜びなど感じ方は違う訳で、当然、組織の中で人の上に立つ立場は、人としてそこは理解できないといけない。でないと、部下や組織の成長はない。

私は毎晩寝る前に良く悩むことがある、「明日はどの服を着ようか?」ということだ。もの凄く下らない話だが、実は私なりにそこには考えがある。人間は見た目で7割以上の印象が決まるというのはよく聞くことだが、私は常に周囲に清潔感や誠実さをイメージさせる服装を会社では心がけ、お洒落に気を配ることで自分を良く見せることに意識がある=自己追求心・自己主張の強いタイプだということをメッセージングしている(つもりだ)。それ以外では例えば、歩くときは姿勢を良く、歩幅を大きく早く歩く。話をするときは大きな声でクリアに。論理的かつ丁寧に話す。優しい言葉を使いながらも、時と場合に応じては感情的な面も出す。これらによって私は自信を持っている人間かつ人間的な面もあるということをメッセージングしたいと考えている。全体のミーティングなどでは、きちんと資料をこと前に作り、進行やセリフなども細かく準備することで、最終的に全員が要点を分かりやすく理解できるように配慮をする。一見、小さなことで無くても問題ないようなことでも積み重なれば影響力を持つ。簡単に言うと、細かいことでもケアをしなさいということになる。話し方、見た目、メールの書き方、教え方、怒り方、人との付き合い方、普段のコミュニケーション・・・全てにおいて自分をより成長させる = 影響力を作り出すチャンスがあるのだと信じているからだ。

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