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今あらためて組織力が問われる時代に、”負け組をつくらない組織”の作り方を研究していきます。

「贅沢」をする

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私の人生の座右の銘は「贅沢をする」だ。ここで言う「贅沢」とは浪費的生活のことではない、精神的に「贅沢」な生き方を通して人生を豊かにすると言う意味の「贅沢」である。

日常で「これは贅沢だな」と感じるのはどういう時だろうか? 高い買い物をした時、予定外に急に思い立って旅行に行く時、好きなことだけやって休みを過ごした時や、希少なものを味わった時などかもしれない。いずれも、そ「贅沢」の結果として得られる満足感・幸福感は重みがあるのではないだろうか。つまり、満足感・幸福感の生産性を高められているのである。

贅沢とは関係ないかもしれないが、私が子供のころに万引きをして捕まったときの話、捕まった当時の私を引き取りに父親が来た時「何でこんな小さいもの盗るんだ!どうせ盗るならもっと値段が高くて大きいものを盗るくらいの覚悟でやれ!」とめちゃくちゃ怒られた。何を言っているんだ・・・と普通なら思うところだが、ポイントは“どんなことでも小さくまとまらず、どうせやるなら思い切りやれ”ということ。つまり、何をするにも覚悟して思い切り取り込むことが大切なのだ。これが贅沢の意義の一つである。私がここで指す「贅沢」とはお金だけじゃない、時間・空間・気持ち・人など自分と関わる全てのことに対して、無駄にしないように本気で使うということだ。中途半端にやるなら何事もやらない方がいい。

本当の贅沢とは心を満たす為に我慢しなくていいことなのだ。辛いことがあった日はとことん落ち込んで悩めばいい、泣きたければ朝まで泣けばいい、嬉しければそれを溢れんばかりに感じればいい、怒りたいことがあれば正直にぶつければいい・・・。心が満たされることは幸せへの最低条件である。従い、お金をたくさん使っても心が満たされないなら、本当の意味での「贅沢」とは言えない気がする。そう考えると、小さなことでも素直に喜べる豊かな心や感受性というのは、上手に「贅沢」をする秘訣かもしれないな。

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