IIJ GIOのクラウドサービスを使ってみて思う不正利用のこと
IIJ GIOにログインして使い始めています。以前にオルタナティブブログのエントリをすべて取り出して、全角1文字、半角1文字としてカウントしてみるという試みをしたことがあり、そのときのプログラムを実行さえるのが目標です。
いきなり余談なのですが、どう数えるべきか、という問題があります。引用部分をBLOCKQUOTEというタグで囲う人が多いのですが、単なる装飾としてこのタグを使っているように見受けられる人もいて、このタグはカウントしたほうがいいな、とか。そもそも要素の部分を取得してくるわけですが、壊れていたらどうしよう、とか。引用サービス「kwout」のタグに関しては、要素も無視したほうがいいな、とか。
それはさておき、wgetで全エントリをとってきてテキストファイルとしてGIO上に保存するところからはじめなくてはならないのですが、とてもラクですね。以前に自分のノートPCで実行したときは低温やけどするかと思うほどパームレストが熱くなりました。それが今はクラウド上で粛々と実行されており、熱くもうるさくもありません。ローカルには無限ループしているとファンがうるさいので気付くという長所がありますけれども。
やはり便利さという作用には反作用があると考えなくてはいけないのが技術に関する仕事をしている人の宿命であると思います。クラウドコンピューティングについては、やはりこの強力なコンピューティングパワー、コンピューティング環境を不正利用されてはならないということです。
小俣さんがブログにこんなことを書いていらっしゃいました。
ほかにも、ping,ping6,traceroute,traceroute6,nmap,routeなど、一通りネットワークの様子を観察して記録をとり(公開はしませんけど)、
IIJ GIOホスティングパッケージサービスを使ってみた
これはあくまでIIJさんが貸してくださった無線LANアクセスポイントの話なのですが、IIJ GIOについてもやはり色々とやってみたくなるのが人の性というものです。一般論として、クラウドサービスの場合には例えばMACアドレスを書き換えたら見ず知らずの隣人と接続できてしまうのか、同居している他人のメモリを見ることができるのか、という部分については色々な人がチャレンジしているように思います。
また、膨大なリソースを使って攻撃を仕掛けたり、暗号を解読したり、という用途もあるかもしれません。
そんな派手で目立つことをしなくても、外為法やワッセナーアレンジメントといった枠組みにより高性能なコンピュータを利用しづらい国の人物がクラウドコンピューティングを使うといったこともあるかもしれません。
私は以前より、サービスの提供者はそういたリスクが顕在化しないよう優先順位をつけて対策を行っていく責任があると考えています。そういったお手伝いができるよう、地道に情報収集を続けている次第です。