若者のバイク離れに対向するためにWE RIDE三宅島のお台場プレイベントに行ってきた
昨日6月6日にお台場で開かれたWE RIDE三宅島のプレイベントに行ってきました。バイクのお祭りです。
上の写真を見ていただけばわかるかと思いますが、バイクで「危ないこと」をして(見て)楽しむ1日でした。もちろん私はギャラリーですが、長袖長ズボンと靴さえ履いて行けば試乗もできたようです(要バイク免許)
三宅島で行われる本番のレースを模したミニコースとは言え、こんな感じにコーナーを曲がっていくところはかっこ良かったです。
写真中央下に見える黒いものがジャンプ台です。アクセル全開でここから飛び出すと……
こーんな感じにお空に浮かんで
と、こんな感じでした。間近で見ているときはノリノリで応援していたのですが、ちょっと距離を置くと怖さが勝ってしまい、「うわー」とかじみな声を出しながら眺めました。
そして警視庁の女性白バイ隊員によるデモ走行。やはりバイクの写真はコーナーに入って旋回し始める瞬間が一番良いと思います。画像を縮小していますが、いわゆる「コーナーにガンを飛ばす」状態がよく撮れたと自画自賛している1枚です。
クイーンスターズは6名の隊員が参加しており、バイクに乗ったことがない人から見れば「ふーん」という、バイクに乗ったことがある人からすれば信じられないような乗りこなしをしておられました。
ママチャリみたいな表情で乗っていますが250kgいあります。(たぶん)
北斗の拳のジードみたいになっていますが、ドリル走行の1シーンです。
ものすごく地味ですがものすごく難しい、シンクロ走行です。同じ速度同じ姿勢で走っています。しかもゆっくり。難易度がよくわからない、という方はホッピングに乗って行進するのを想像してみるとよいかもしれません。
なぜこんなに上半身がリラックスした感じでいられるんでしょうか。
腕に「警視庁 広報」の腕章をした方がクイーンスターズの写真を撮りまくっていました。
気温はそれほど高くならなかったようですがアスファルトの上で直射日光に照らされているとかなり暑く感じました。そんな中、カメラマンさんはなんと革靴でした。
当日は「バイクチャレンジ」という企画もあり、2歳半からの子どもが補助輪つきポケバイや補助輪なしのミニバイクに乗っていました。特にポケバイのコーナーでは主に未就学児がチャレンジし、びびりまくっていた子どもが多い中……
コーナーに鋭くガンを飛ばしている子どもがいました。将来有望です。
この方は何分もの間、まったく前輪をつけることなくウイリー走行をしておられたのですが、あまりに安定しているので3分くらいで飽きてしまい最後まで見ていません。
最後の写真2枚はバイクにまたがる不届き者の息子と
年甲斐もなく白バイにはしゃぐその父親でした。
こちらのイベントに参加して感じたことはまず三宅島の方の盛り上がりっぷりがすごいこと。行けばきっと楽しめるだろうなという感じがしました。(設営側の方が盛り上がっていないイベントほどおもしろくないものはありません)
そしてもうひとつは「自分と同年代か、それより上の人ばっかりだった」ということ。もちろん私と息子の二人組のように子供連れでの参加という家族はよく見かけました。ところが中高生の男子だけで来る複数名組をあまり見かけませんでした。それより上の大学生くらいになると自分のバイクに乗ってやってきている人がいてそれなりの人数を見かけたのですが、バイクにあこがれる世代であるという印象のある中高生くらいの参加者が少なかったように思います。
これからバイクのパンフレットであったり、三宅島のレースのテレビ中継を見たりして徐々にバイクに興味を持っていくのでしょうが、我々の世代よりも人口が少なくなるのは決定的であるように思います。街で乗っている人を見かける機会が少なくなったり、近所でバイクをいじっている人を見かけなくなったりすればますますバイク人口の減少が進むことは間違いないでしょう。
そもそもバイクと触れ合う以前に、最近の中高生は「バイクイベント」と言われて上で紹介した写真のような展開を想像するものなのでしょうか。自分が子どもの頃にはちょうどモトクロスが流行っていたこともあり、父親に連れられて見に行ったような記憶もあってつい自分も子どもを連れて出かけて行ってしまいました。ひょっとすると「3ない運動」が世代を超えて影響を及ぼしているのかもしれません。
少しはバイク離れへの歯止めになるかと思い息子を連れていってみたわけですが、かくいう自分が2003年からまったく乗っていないという状態ではダメですね。(でも家にも外出先にも駐輪場がないんだもん)