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Oracle OpenWorld Tokyo 2009→年間ダウンタイム3秒の世界へ?

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Oracle OpenWorld Tokyo 2009の二日目に行ってきました。

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目玉はウェンディからの新製品発表。可用性セブンナイン、すなわち99.99999%を誇るとのことです。年間ダウンタイムで3秒ですね、詳細はこちら。

というオチでした。ウェンディがこちらのキーボードでTwitterをしたそうなのですが、そのときに9999999とキーが押されたとのことです。リアルタイムで見れなくて残念でした。ustreamでも流れたそうなのでご覧になった方がおられたかもしれません。

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今日は余った時間が少なくてブログで紹介できる内容があまりありません。アンカンファレンスは今日も盛り上がっていました。あと発電床にトライしている人が多かったです。期待していたビーハイブ(Beehive)はグリグリ操作できるデモがなく、ビデオしか置いてありませんでした。(私が見つけられなかっただけかもしれません。)セミナーも出られなかったので次の機会までお預けです。

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昨日も書きましたが、やはり紙の配布物が激減していたのが印象的でした。目立つところにグリーンITのブースがあり、以前ニュースになった発電床が設置されるなど「あ、そうか。紙を配らないんだな」という雰囲気を感じました。昨日は展示会が始まっていなかったために配布物が本当に少なかったのですが、本日から展示会も始まってもその傾向は続いていました。もちろんまったく紙のカタログが配布されていないというわけではないのですが、パンフレットをどっさり抱えて歩いている人をあまり見かけませんでした。まだ明日もあると思いますが、案内用PCにはがんばってもらいたいです。

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帰り際におもしろいシーンを見かけたので撮影しました。テーマは「安全と信頼から効率へ」です。情報システムに必要とされる3つの基本要素は安全性、効率性、信頼性であると言われます。もっとも初期の頃にはとにかくデータの破壊が起きないこと、すなわち信頼性がテーマでした。処理量の増加やネットワークとの接続によりセキュリティリスクが高まり、安全性がテーマとなりました。信頼性と安全性、この2つを支えるのが長らくDB製品の肝でした。そして今、効率性が強く求められるようになっています。効率性は大きく分けて2つあり、ひとつは大きな展示にもなっていたグリーンITの流れです。ここには地球環境に与える負荷を下げるだけでなく、その流れの一環としてストレージのシンプロビジョニングやOSの仮想化、DBの統合によるコスト削減も含まれるでしょう。もうひとつは情報システムに求める性能に対してどれほどの合格点が出せるかという意味における効率性です。この2日間で聞いたいくつかの導入事例では「効果が出なかった」事例もいくつか紹介されていました。そういったシステムは効率性が高くないと言うことができます。経営戦略におけるIT戦略の成功が重要度を増し、IT投資の失敗が経営上の大きな打撃となる傾向は強まりつつあります。新システムの導入が延期となったり、思ったパフォーマンスが出なかった場合に他社に水を開けられてしまう、情報システムの成功により他社をだしぬくことができる、そんな世の中になりつつあります。そのため対投資効果の高い、効率性を備えたシステムが求められています。コスト削減、対投資効果、そのどちらにおいてもオラクル社の果たしていく役割は大きいと思われます。

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最後のおまけはこれ。東京駅側から国際フォーラムに入った人はこれを見て「おっ」と思ったのではないでしょうか。

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