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一行で一目置かれるプログラム

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たった一行で「こいつできる!」と思わせるプログラムとは。

⇒変数をhogeにしてみましょう。

以上です。これで終わってしまうと寂しいのでバリエーションを。

まずは基本でfoo,bar,basあたりを使ってみるのも良いかもしれません。IDやパスワードではSCOTT/TIGERもおすすめです。

メタ構文変数 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E6%A7%8B%E6%96%87%E5%A4%89%E6%95%B0

ドキュメントの登場人物は太郎や花子が有名ですが、ここはひとつアリスとボブに登場願いましょう。

アリスとボブ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%83%9C%E3%83%96

まじめな話では、「簡単に作ってみて」と言われて作るプログラムで注目するのは変数の使い方だと思います。アルゴリズムの効率性も大切ですが、まずは誰にでもわかりやすいコードが書けているかに注目したいです。特に趣味のプログラミング経験がある場合、実力は備わっているけれども自分しか読めないようなコードしか書けない場合があります。

変数の命名では、他人が読むときにどう思うかについて注意を払わなければ読みにくいコードになってしまいます。私が最初に習得した言語はn88-BASICだったため、いまだに気を抜くとI,J,Kあたりの一文字変数を使いそうになりますが、コード中での検索性が悪く、何を意味している変数なのかよくわからないために好まれません。

その代わりとして型と内容がわかりやすいような命名が好まれます。intPrintCount(プリント枚数を数えるInteger型の変数)であったり、bolError(エラーを制御するBoolean型の変数)のような変数を自然に使えると良いでしょう。なお、このあたりは所属先のコーディング規約を最優先とすべきところだと思いますので、「俺はこうしたいんだ」という信念はほどほどにしておくと良いと思います。ところにより、日本語のローマ字表記の変数名が好まれたり、英語の変数名が好まれたりしますが、それは環境に応じて合わせなくては統一感がなくなってしまいます。

私はlowerCamelNotationが好きです。私の所属先のコーディング規約もこれですのでラッキーでした。lower camel notationとは小文字始まりのラクダ記法です。ラクダ記法とは、ラクダの背のコブのように小文字の中に大文字が混ざる記述を言います。先のintPrintCountもラクダ記法です。

ラクダ記法と言えば、オルタナブロガーの中でも雑談の少ない森崎さんの貴重な雑談エントリーの1つはラクダ記法についてです。お人柄が偲ばれますね。

森崎修司の「どうやってはかるの?」 > jetBlueのredEye ラクダ記法にグッとくる
http://blogs.itmedia.co.jp/morisaki/2007/07/jetblueredeye_998d.html

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