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東西線の朝ラッシュ緩和作戦が始まる

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東西線でPASMOを使った早起き通勤キャンペーンというニュースをITmediaで読みました。

東京メトロは東西線で、早起きを推進するキャンペーンを12月10日から実施する。PASMO/Suica定期券ユーザーが対象で、20回早起き通勤をすると1000円、40回なら2000円のギフトカードがもらえる。

とのことです。朝の通勤ラッシュが本格化する時間帯よりも早い時間に通勤してもらう、いわゆるオフピーク通勤により混雑の緩和を目指す実験的試みのようです。公式リリースはこちらからご確認ください。

ちょっと古い資料になりますが、国土交通省のサイトから確認できる公式資料(PDF:平成17年主要路線の混雑率)によると東西線の木場と門前仲町の間は198%となっています。今週オルタナティブブログでも岩永さんや永井さんが取り上げておられた田園都市線の混雑率は194%ですので、同等の混雑具合と言えるでしょう。

東西線も田園都市線と同じく複雑に乗り入れがあり、また一部ですが快速運転を行っているためにダイヤが複雑なようです。ひとたびダイヤが乱れれば直通運転と快速運転が取りやめになり、ノロノロ運転になることも珍しくありません。また、荒川を渡る鉄橋では強風で転覆事故が起きた実績があることから強風でもノロノロ運転になることが多いです。台風が来ると運行見合わせになることもあります。田園都市線は急行・準急を織り交ぜた過密ダイヤに加えて乗降客が多くて乗り降りに時間がかかることがノロノロ運転の原因のようです。

今週起きた遅延の様子はこちら。
朝のラッシュ時に人身事故発生、通勤電車が一時全線不通!
朝のラッシュ時に急病人発生、通勤電車が遅延
今度は、朝のラッシュ時に人身事故、通勤電車が遅延

早起き通勤のキャンペーン端末の写真はこちら。

説明はこのように記載されていました

それにしても、オフピーク通勤によるラッシュ緩和と同時にPASMO定期券の普及キャンペーンにもなるこの企画力には恐れ入ります。(磁気定期券では参加できません。)普段から早起き通勤時間に利用しているということもあるでしょう。そうなると2000円もらえるのはラッキーですね。 (どうやら降りるのでも乗るのでも構わないように見えますので、東西線の沿線で夜が明けるとともに帰宅する人も、でしょうか。)

この作戦が田園都市線や京浜東北線などでも実施され、少しでも混雑が緩和されるとよいですね。

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