この社会情勢の中で縁日を開催する巣鴨商店街の判断がわたしには理解出来ない...
私たちの社会生活の中で、罰則が無い、校則で定められていない、また法律で決められていないことをいいことに、限度を超えた行動をしてしまい、それ以前と比較にならない厳しい規則が設けられてしまう経験を多くの人がしていると思います。
4月1日に発表された、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」の最後はこのような文でまとめられています。
これまでも、多くの市民の皆様が、自発的な行動自粛に取り組んでいただいているが、法律で義務化されていなくとも、3つの密が重なる場を徹底して避けるなど、社会を構成する一員として自分、そして社会を守るために、それぞれが役割を果たしていこう 。
先週に引き続き日本全土で自粛モードで迎えたはずの4月4日の土曜日、こともあろうに「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨商店街が縁日を通常モードで開催したというニュースを見て唖然としました。
1:42秒あたりから
昨日は、
このような深刻な報道がされる中、
昨晩放映された『NHKスペシャル「"感染爆発"をどう防ぐか」』
においても、社会の一員、当事者としての意識と行動の大切さが訴えられていました。
NHKスペシャル「"感染爆発"をどう防ぐか」 猛威を振るう新型コロナウイルス。感染爆発が食い止められるかどうか、ギリギリの局面が続いている。医療体制を維持していくためにいま何が必要か?第一線の専門家に聞く。 https://t.co/MFgm6I98Yt
-- Yasuhiko Sasaki (@yasusasaki) April 4, 2020
ですが、現実社会においては医師や公務員と言った社会的地位が比較的高い人たちでもこの状況を飲み込めていない方々が多いようです。
医療崩壊が叫ばれるなか、これまた、事もあろうに感染症指定医療機関の一つでもある横浜市立市民病院の研修医20人が会食、5人でカラオケ5時間...そして新型コロナウイルス感染したとの報道に呆れました。
そして、この期に及んで国税庁の税務大学校研修所が1000人規模、最高裁の裁判所職員総合研修所が300人規模の集合研修の開催をごり押ししていたとのニュースを見て、唖然呆然です。
そして自分の住んでいる地域にあるスポーツジムの Fit&GOは先週に続き営業を停止していましたが、
こちらのジムは通常営業を続けており、営業していれば当然利用者が居ます。
多様性の大切さが訴えられる現代ですが、このような行動の結果を受け入れなければいけない日がきっと来るはずです。
その時になってから後悔したくないと自分は考えるのですが...
最後に微力ながら、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」の資料PDFのリンクを張ることで、ここを訪問した方には読んでいただき、行動変容してもらうきっかけになればと思う次第です。