タムルードには、「休み方によって、人間がわかる」とあるらしい
どういう理由で手にしたかは忘れましたが「ユダヤ商法」という書籍を読んで、「シャバット」というしきたりの事を知りました。
それを読んだ当時は風呂場にもタブレットを持ち込むような有様だったのですが、その本を読んでから、土日もしくは会社が休みの日はネットから離れる時間を可能な限り増やそうと考え、基本そのスタンスを守るようにしています。
中には、時間や曜日関係無しで仕事の依頼のメールを送ってくる人もいるので、そういうメールに反応せずに居られるか最初は不安でしたが、逆にこれまで土日や仕事を終えて自宅に帰って休息しようというタイミングでメールを見てしまったために、気分を害することも多々有り、休日の気分が台無しになるケースもあったことを考えると、土日にメールを見ない生活は精神衛生を保つ方法としては有効ではないかと現在では考えているくらいです。
「シャバット」の日に精力的に遊ぶことも禁じられているとのことで、この日は自分と向かい合って、自分と対話し、自分の内面を見つめるために、ユダヤの古典やユダヤ人の知恵を語った本を読んだりするそうです。
わたしはたまたまこの1年通信性の大学を受講している関係で、読まなければいけない本はもう沢山ある状況でしたので、土日は読書に時間を割くようにしていました。
この1年はかなりインプットは増え、その分ブログにアウトプットしようと考えてはいたのですが、学べば学ぶほどちょっと勉強したことでエントリ書くのが恥ずかしくなった部分もあったのですが、今年はなんとか自分の中で消化をどんどんして、文章としてのアウトプットは是非増やしたいと思っています。
勉強するときは勿論パソコンは閉じておきますが、文章を書く時はPCネット繋にがっているのでやっかいですね。この状態だとちょっと油断するとソーシャルメディア覗いて見たりニュースサイトを見てしまったりしますから(苦笑)
新聞取らない、テレビは見ない生活も数年が経過していますが、最近はネットのニュースサイトを眺める時間もかなり減らすようにしています。そういう意味では最新動向に疎くなっている側面あって問題もある筈ですが、読書しようとするとそういう時間を割り当てないと時間確保が難しい気がするからです。
そんなこんなで、仕事柄ネットへの依存度は高いですが、制作者と経営者として普通の1.5倍程度の仕事時間が必要で、そこに+大学の勉強時間確保するためには、ネットから意識的に離れる時間の確保が必要でした。
まあ慣れてみれば、メールの開封率を可能な限り下げることで外的要因によって自分がドタバタすることが土日に発生するケースが激減しただけでも大きな成果だと思っています。
ここ数日、布袋寅泰がツイッターをやめる宣言とか、金爆・鬼龍院翔のTwitter休止宣言なども出てるようですが、何かしらネットから離れる時間を確保することは多くの人にとっての課題になるのかもしれません。
休みの日にぼけ~~っとするばかりでは時間がもったいないという方もいらっしゃるでしょうが、冒頭紹介した「ユダヤ商法」によれば、余暇に自分と向き合うということは、自己と対決することでもあり、この自己との対決は人を知的に想像的な方向に向かわせるとして、話しの深さが伺えますね。
そして、ユダヤ人の休み方のうまさを説明する言葉としてこんなのがあるそうです。
人間はしばしば手の抜くことによって、かえって大きなものをつくり出す
たしかにこういう理屈は付けられそうな気がしますね(苦笑)
そして、最後に同書に掲載されているこんな言葉をご紹介しておきます。
怠けている者は時間をつぶすが、ほんとうは時間を浪費しているのではなくて、自分をつぶしているのだ
それでは今夜はこれを公開したらネットからは離れようと思います。皆さん楽しい連休をお迎えください。