何でも国に対策を求める姿にちょっと疑問を感じる
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柔軟剤の臭いや香水がキツイのは、自分も耐えられないほうなんだけど、なんでまたこうも国に対策してほしいってコメントになるのだろう、、、
先日「市場の倫理と統治の倫理」という書籍の事をちらっと書いたのだけど、なんでも統治する側にコントロールしてもらおうとすると結局大きな政府になっていく理由を与えるようなもので最終的にそこのコストを税金で負担するのは自分達だって考えると、もう少し社会問題化するまえの段階で市場の道徳で対応したほうが社会全般のコスト負担は少なくて済むはずなのに。
市場の倫理
- 暴力を閉め出せ
- 自発的に合意せよ
- 正直たれ
- 他人や外国人とも気やすく協力せよ
- 競争せよ
- 契約尊重
- 創意工夫の発揮
- 新奇・発明を取り入れよ
- 効率を高めよ
- 快適と便利さの向上
- 目的のために異説を唱えよ
- 生産的目的に投資せよ
- 勤勉なれ
- 節倹たれ
- 楽観せよ
- 取引を避けよ
- 勇敢であれ
- 規律遵守
- 伝統堅持
- 位階尊重
- 忠実たれ
- 復習せよ
- 目的のためには欺け
- 余暇を豊かに使え
- 見栄を張れ
- 気前よく施せ
- 排他的であれ
- 剛毅たれ
- 運命甘受
- 名誉を尊べ
ここにただ項目を並べただけでは話し通じない部分があるのだけど、統治する側が市場に介入する事の問題点をこの書籍は鋭く指摘しており、その日本語訳をやっているのが内閣府経済社会総合研究所所長、第7代政府税制調査会会長だった香西 泰氏だとあれば、その内容が検討に値することだと察しが付く方も多いのではと思う。
商人のように行動する統治者、統治者のように振る舞う商人がもたらす「救いがたい腐敗」について関心を持たれた方は是非この書籍を読んでみて欲しい。
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