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武雄市の市立図書館で今後Tポイントカードで図書を借りたときに、その情報はCCCとポイントプログラム参加企業に提供されるんでしょうか?

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契約の内容についてこちらが不満を持っていたとしても、結論からすると相手は別に不満があるなら契約してくれなくても良いって話になったりしますよね。

たとえば、TSUTAYAのTポイントの会員規約に自分としては納得できないところがあったとしても、一個人がそれを言っても、それなら契約無理ですって普通はなりますよね…

ただこれが公共サービスと結びつくとなると、図書館とTSUTAYA、提携企業間での情報は関連性をもって管理されるの?って疑問から、今後業者が変更になった場合にその情報はどう扱われるんだろう?とか、先日営団地下鉄で事件ありましたが、担当者がどこまで個人情報を見ることができるんだ?という点についても、私企業のサービスに会員登録するのとはちょっと違うレベルで気になる部分が出てくるかと思います。

毎日新聞の記事のほうには記載なかったですけど、こちらの掲示板まとめサイトのほうには、Tポイントカードで図書を借りたときに、借りたという情報がCCCに提供されるかどうかはまだ決まっていないって事のようですが、新・図書館の実現予定日 2013年4月1日 運営開始って事で1年も時間ないですがこの期間で市民の方々との合意形成間に合うのかなって思ったり。

CCCのリリースには「提携により武雄市図書館にて実現する9つの市民価値」として「Tカード、Tポイントの導入」と明記されています。

参考までにT会員の規約を見てみると、企業サービスとしては妥当な条文がならんでいるんですが、たとえばこれまでに強制退会やサービスの利用料金等の支払い債務の履行を遅延し、または支払いを拒絶したことがある場合には会員登録の承諾をしない場合があると記載もあったりして、このような人も図書館サービスとなったら登録できるの?とかどこまでこの規約を適用するんだろう?って素朴な疑問は浮かんできます。

あとこちらの「第4条 (個人情報について)」を読んでいくとこんな記載も

会員が自己の個人情報について、個人情報保護法またはその関連法令に基づく利用項目の通知、開示、訂正、追加、削除、利用の停止、消去、または第三者への情報提供の停止(以下「開示等の求め」といいます)を求める場合には、当社所定の届出書にてご請求ください。届出書につきましては、http://www.ccc.co.jpにアクセスいただくか、Tカードサポートセンターまでお問い合わせください。

ついでなので、サイトにアクセスするとこんなPDFが準備されています

こちらに「第三者への提供の停止の請求」の項目ありますが、会員規約に反して、貴社から私の個人情報の提供を受けていると疑われる者の名称が記入必須となっているので、契約を続行しつつ第三者への提供の停止だけを停止してくれるのかは微妙な感じですね。

毎日の記事に戻って「指定管理者制度」という用語に以下のような解説が

 公園や市民会館など自治体が持つ公共施設の管理運営を民間に委ねる制度。03年9月施行の改正地方自治法で導入された。サービス向上やコスト削減が期待できるとして全国的に導入の動きが広がっている。一方で、行き過ぎたコスト削減が「管理運営の質を落とす」との指摘もある。

関越道バス事故でも行き過ぎたコスト削減への指摘から、規制緩和の是非にまで話題が波及してますが、現在の運営費年間1億4500万円を民間委託で1割削減も、財政厳しいとこからすると当然な流れに見えて、後から後悔する事にならないと良いのですが…

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