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米国では電書人口が成人人口の半分へ到達する勢い、そんな中Kindelに日本の消費者はモノではなく「コト」としての購入動機を見つけられるか?

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15年ほど前にホームページ作ってたときWindows95の文字の大きさ、初期設定だと30歳ちょっと過ぎの自分には大きすぎると思ってました。

いま47になりましたけど、ここ最近眼がかなり衰えてきて、ホームページによってはもうちょっとフォントサイズ大きいほうが…って思うところが出てきたり、画面を見続けるのが辛くてメールを印刷する回数も増えています。

あと携帯で見ていたeメールは完全にスマホに移行、わたしの持っている携帯もともと画面小さいですけど、フォントサイズを大きくすると当然1画面あたりの情報量は減りますから、バッテリーの持ちの問題を考えると通話専用としてガラケー使い続けるのが今の自分にとってはコスト面で無駄がちょっとあったとしても、利用環境といしての快適さという観点ではそこは納得できる範囲です。

こんな感じで、電子機器の利用体験が歳と共に変化していく実態についてまだ知らないことが多く、これからの世代は死ぬまでこういう機械を使いこなしながら生きていく世代になるでしょうから、開発コンセプトとして機能を高めるという視点とは違うところでも思わぬヒットが生まれる可能性も多いにありそうな気がします。

たまたまですが、自分よりちょっと上の世代(50代の真ん中くらいの世代の方々)のとある集まりでは、男性4人全員がタブレット端末を保有、GALAXY Tabが3人で1人がiPad保有という割合で、話しを聞いてみると、背広のポケットに入れたり、セカンドバック的な物に入る大きさとして7インチはギリギリ収まるし、メール見たりするのもこの大きさなら全然問題無しって事で、

ガラケーだって機能的には劣ってないという指摘もあろうかと思いますが、こうやって利用者自身が利便性を感じ、仲間内で使い方を話し合うような場面が出て来ているというのは、着実に日本にもタブレット利用の土壌が根付きつつある一面に遭遇したんだなとのだろうなと思ったり。

ちなみに米国では成人の28%がKindleのようなリーディング・デバイスを使用しているという調査結果と、2012年には普及率は50%近くに達するという予測が出されたようです。

鎌田さん

米国で最も権威ある世論調査会社ハリス社の調査によると、米国の成人(18+)の28%がKindleのようなリーディング・デバイスを使用していることが明らかになった。昨年夏には15%だったので、年を挟んで2倍近く伸びたことになる。2012年には普及率は50%近くに達する。またデバイス所有者の印刷本を含めた読書は活発で、年間20点以上を読む人は29%、11~20点が21%、6~10点が24%となっている。

人口構成やネット性向による重みづけによる調整を反映したハリス社(Harris Interactive)の調査は、今年2月6~13日の1週間、2,056名の成人を対象にオンラインで行われた。米国で世代分類に使われている、Y世代(18-35歳の団塊二世)、X世代(36-47際の)、ベビーブーマー世代(48-66歳)、熟年世代(67歳以上)の4分類によって普及率を比較すると、30%、30%、24%、28%ということになり、通常のガジェットのような世代間格差は小さい。これはモノではなくコト「読書」が購入動機となっていることを示している。

と書かれていますが、AppleがiPhoneなりiPadを投入した際に日本のメーカーは非常に否定的なポジションをとっていましたが、ここからスマホやタブレット端末がないところに戻るなんて有り得ない話ですよね。

現時点で日本では電子書籍リーダーの普及でも遅れている部分ありますが、今日紹介した50代の7インチタブレット活用の例のように利用者自身がモノではなくやれる「コト」が購入動機してもらえると理想的な展開な訳で、

果たして春先から発売されるであろうKindelに日本の消費者はモノではなく「コト」としての購入動機を見つけてくれるでしょうか?

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