二宮金次郎像の撤去理由>「子どもが働く姿を勧めることはできない」「歩いて本を読むのは危険」
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二宮金次郎像が各地で撤去相次いでいるというニュースがありましたけど、中味を見て少し驚きました。
大津市の小学校でも3カ所で破損が見つかったが、「児童の教育方針にそぐわない」との意見もあり、市教委は補修に難色を示す。
地元自治連合会が復元を申し出たが、学校側と協議して復元するものの校長室への“隠居”が決まった。教諭の一人は「努力を尊ぶ姿勢は受け継ぎたいが、子どもが働く姿を勧めることはできない」と話す。
担当者は「戦時教育の名残という指摘や『歩いて本を読むのは危険』という保護者の声もあり、補修に公費を充てるのは難しい」と話す。
二宮金次郎像についてwikipediaを見るとこんな記述があります
これらの学校教育や、地方自治における国家の指導に「金次郎」が利用された経緯には、尊徳の実践した自助的な農政をモデルとすることで、自主的に国家に献身・奉公する国民の育成を目的とした統合政策の展開があった。この「金次郎」の政治利用は、山縣有朋を中心とする人脈によって行われており、特に平田東助・岡田良平・一木喜徳郎らによる指導が大きかった。
あの象徴的なポーズから何をイメージするかは各人それぞれ違ってくるのは致し方ないとして、wikipediaの記載を見るにつけ、そもそも何を訴えるために設置されたのかもちゃんと把握している人は少なくなっているのが現実なんだろうなと。
あくまで個人的な意見ですが、改修する費用が財政的な面から捻出難しいというのは理解できるのですけど、
- 「児童の教育方針にそぐわない」
- 「努力を尊ぶ姿勢は受け継ぎたいが、子どもが働く姿を勧めることはできない」
- 『歩いて本を読むのは危険』
イマドキはやっぱこういう話しの展開と、判断になってしまうのか…とちょっと驚いてしまいました。
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