IE6の利用率米国で1%を下回ったとCNET Japanが報じたが、自分のクライアントのサイトでは今だ20%を越える利用率で頭抱えた(苦笑)
MicrosoftのInternet Explorer Marketing ディレクターのRoger Capriotti氏が「Internet Explorer 6(IE6)」の利用率が米国で1%を下回ったことをExploring IEブログで報告し、祝したというニュースがCNET Japanから配信されていましたね。
IE6 Countdownのサイトを見ると確かに米国0.9%になっていて、ちなみに日本は5.9%。
1%を下回る日が日本でいつ訪れるか気になるところですが、つい最近対象ブラウザの選定にあたってアクセス解析結果を見てみたら、IEでアクセスしている人でIE6を使っているのが20%に届くという結果に関係者全員頭を抱えてしまった事案がありました。
同じ会社が提供している別のWebサービスサイトではIE6が14%台というサイトもあったりして、提供している情報やサービスの種類によりその傾向には大きな差があるようです。
ちなみにオルタナティブブログでのIE6の割合は15.27%、CMパンチの自社サイトは8.44%、eBookProだと8.94%って数字が見て取れます。
コーディングの手間などを考えるとやはりIE6を除外してもらえると制作側としては大変助かりますが、サイトアクセス時に最新バージョンへのアップデートを案内しても企業ユーザは自身の判断でブラウザのアップデートを行えない場合もありますから、解析結果で20%もの人がIE6と出てしまうと対象ブラウザ選定は悩むの目に見えています。
このほかにも企業サイトでこれまで携帯向けのサイトは提供していなかったところでも、スマホ利用は無視する訳にはいかない状況ですから、FLASHが表示されなくても最低限の情報提供できているかの確認と、必要なページの作り変えも必要になるかと思います。
つい最近検索して見つけたチェーン店のサイトはCMSで構築されていてPC用のサイトは複数店舗の情報が効率よく管理されている様子でしたが、スマホ向けのページは初期状態のテンプレートのままで地図表示が開発元の会社の地図になっているという残念な事例に出くわしました。
どんどんツールが進化して便利・安価になっているホームページ制作業界ですが、前述したような多数のブラウザ対応だったり、どんどん増える端末への対応などなど、企業としての情報配信をどういうレベルで確保していくかの、企画・設計面で信頼できる制作会社を見つけて付き合っていけるとWeb担当の方も安心できるでしょうね。