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勤労世代単身女性、3人に1人が貧困…よくよく見てみたらやっぱりここにもバブル世代の姿が

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今の若者はお金を使わない、経済活性化のためには皆がお金を使わないと…という指摘が良くされたりしてますけど、

結局お金を溜め込んでいるのはすでに高齢者と呼ばれる世代で若者世代にはそもそもお金が潤沢に回っていないじゃないか、という話しもお馴染みの展開、

ここにまた特殊な例として自分も含めたバブル世代が無理な生活続けていて、ほんと今カジを切らないと手遅れですよって記事が日経に出ていたのですが、ここで書かれている事例がほんと縮図状態で苦笑してしまいました。

こだわるものにはついお金をつぎ込んでしまう40代は少なくない。東京都内の会社員、Aさん(42)にとっての「聖域」は趣味の音楽だ。高校時代からバンドを組み、ドラムをたたいてきた。好きなドラマーが昨年、開いた3泊4日のドラム教習合宿にも9万円かけ参加。自宅マンションには入社直後から総額約80万円を投じ、そろえてきたドラムセットが鎮座する。

 十数万円のトランペットも今春、買った。「かっこ良さにあこがれて」月3回、音楽教室で基礎を学び、地元のバンドにも参加。妻もパートで働くが、中学生の子どもの教育費もかかる。「2、3カ月に1度、パソコンで生活費の口座をチェックすると、マイナスの時もある。住宅ローンの返済もあり、これではマズイと思いつつ、つい何とかなると思ってしまって……」とAさんの妻は苦笑する。

80年代にすでにアーティストとして名前が出ていた人たちで一定の影響力をもっていた人たちはこの商売できるですよね(苦笑)

更に海外の超有名プレーヤーのレッスンだって今ならネット経由でPaypal支払いで実現できちゃうんですから、当然それなりに楽器をやった人ならそこにお金を投じても損はないと考える筈なんですが、そこを生活レベルをちゃんと考えず借金でやってしまうかどうかがバブル世代の悪いとこでしょうね…

同記事に、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の調査結果として

「老後の生活設計」が「不安」とこたえた40代は53.6%で、30代(45.1%)を上回ったが、「日常の家計管理」では30代(37.9%)の方が40代(32.4%)より多かった。老後に漠然と不安を感じつつ、足元の家計については楽観的な40代の姿が浮かぶ。

というのが紹介されています。

高度成長期にマル優やら、郵便局の定期預金などでお金を貯めて増やせた時代と、ゼロ金利時代ではまったく環境違うので、その金融環境の変化に対応したお金の使い方、運用の仕方が今回の記事のように出来ていないという点においてはバブル世代が馬鹿にされても致し方ないところかと思います。

更に80年代以降、 おひとりさまであったり結婚してもディンクスとかいろいろな生活スタイルをマスメディアが紹介~推奨していますが、非正規な働き方でも何とかなると思っていたのが派遣切りでどうにも生活立ち行かなくなってしまったとか、経済問題を発端として社会的に安定したポジションじゃないと老後の生活とかどうするんだ…という問題が急速に拡大しているような気がしていて、その一つは住人の大半が生活保護を受けていた新宿のアパート火災であったり、

今日見かけたニュースでは単身女性、3人に1人、母子世帯は57%が貧困だという国立社会保障・ 人口問題研究所の分析結果を朝日新聞が伝えています。

40年程前、自分は両親の離婚を経験しましたが、その当時に比べ離婚率は相当に高くなっていると思われ、生活のために離婚しないというのは本来的なところでは間違っているのは自分の経験からもわかるのですが、生活保護の財源負担の問題も報じられている中、母子世帯の半数以上が貧困問題に直面しているとすると何かしら対策は必要かと思われるのですが、、、

記事中の19歳以下の子どもがいる母子世帯って事で考えると、やっぱり、ここでも離婚して問題抱えている多くはバブル世代って事だったりするのか、、、とこれからこちらのページを眺めてみようと思います。

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