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ラジウム処分最終費用は数千万円に及ぶ可能性も、「ごみの不法投棄と同じ扱いになる」(文部科学省)ため地権者が全額負担ってまさかの展開に

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ラジウムの上で50年過ごした世田谷の92才女性 今でも健康体」この記事タイトルを見たときは、タイトルの付け方の難しさというか、そこで持つ印象ってちょっとした言葉の組みあわせで大きく変化するよな…と思って眺めておりました。

同じ世田谷区で、ラジウム入りガラス瓶がスーパーでは複数発見されているようなのですが、この処理費用がかなり高額になるということが報じられていますね。

この撤去と保管の費用、記事によれば

 問題になってくるのはその費用だ。保管料の規定はないが、同協会は「おそらく数百万円程度にはなる」と推計。また、最終処分場ができ、埋め立て処分をする際には「比べものにならないぐらい高額な費用がかかる恐れがある」とし、最終費用が数千万円に及ぶ可能性を示した。

 しかもその費用は、「ごみの不法投棄と同じ扱いになる」(文部科学省)ため、瓶が見つかった場所の地権者が全額負担しなければならない。瓶の所有者に支払いを求めることもできるが、その特定はほぼ不可能とみられる。

スーパーの土地を所有するJA全中は「数千万円になろうとも除去しないわけにいかない」と言っているらしいですが、民間企業でこれに耐えられるところがどの程度あるのか?また、冒頭紹介した事例では高齢の女性が1人暮らしでそこにも最終費用が数千万円を請求するってことになるんでしょうか?

ラジウムは夜光塗料用などとして昭和33年に放射線障害防止法が施行されるまでは「無造作に投棄されるケースもあった」といいますから、自分の家の土地からラジウム発見されたら健康被害の問題含め、経済的にも追い込まれてしまうというのはまさに踏んだり蹴ったり状態。

記事の最後には

 IAEA(国際原子力機関)の町末男元事務次長は「とても個人が負担できる額ではない。国の責任で処理をするか、補助金を出すかしなければ、今後の対策に影響が出かねない」

こう書かれていますけど、ほんと個人負担でなんとかなる金額じゃないだけに、何かしらの対策講じておかないと今後の対策に影響が出かねないでしょうね。

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