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日本人はネットの製品レビューを信用する傾向が強いらしいので「食べログ」の″代理店偽装″トラブルみたいなのはまだまだ続きそう

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インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」というのが10月の末に消費者庁から発表されて、そこでは大別して

  1. フリーミアム
  2. 口コミサイト
  3. フラッシュマーケティング
  4. アフィリエイトプログラム
  5. ドロップシッピング

この5項目についての、

  • 定義及び概要
  • 景品表示法上の問題点と留意事項
  • 問題となる事例

が解説され、

その中の「口コミサイト」の「問題となる事例」には具体例としてこんな記載が、

○ 飲食店を経営する事業者が、グルメサイトで、自店について、「このお店は△□地鶏を使っているとか。さすが△□地鶏、とても美味でした。オススメです!!」と口コミ情報を自ら掲載

実際には・・△□地鶏を使用していなかった

○ 広告主が、ブロガーに依頼して、「△□、ついにゲットしました~。しみ、そばかすを予防して、ぷるぷるお肌になっちゃいます!気になる方はコチラ」という記事をブログに掲載させる

実際には・・しみ、そばかすを予防するなどの効果に十分な根拠がなかった

当然、こういう指導がなされる背景としてはつい最近もヤフー知恵袋での「やらせマーケティング」の事が話題になったのが記憶に新しいところかと、そんな中11月6日に「ぐるなび、口コミ採点ついに導入 食べログ追い上げ図る」なんてニュースが流れまして、この記事の中でも

口コミ採点の人気を無視できなくなり

という記載があるのですけど、ニールセンのグローバルサーベイ 2010年3月の資料によると、購入の決断時に、誰または何のアドバイスを最も信頼しますか?という質問に上位3つを選択をしてもらったばあい、グローバルでは友人、家族がダントツの数字なのが、日本はネットの製品レビューが突出していて、その後に家族、企業の製品サイトの情報が続くという結果なのが印象的で、このぐるなび口コミ採点ついに導入という流れもこの調査結果をからすると流れとしては自然な感じですね。

こちらの朝日の記事の最後には

食べログを運営するカカクコム広報は「ユーザーからの情報を求める流れは続き、食べログの存在感も増す」と余裕のコメントだ。

なんて書かれているのですが、こっちはこっちで

とか、

なんて記事も出ていて、"公平な口コミサイト"というウリとはほど遠い"やらせレビュー"や、不正行為を助長する誘い文句をチラつかせていた有料店舗会員へのセールス活動が紹介されています。

「食べログ」側はあくまで問題があるのは代理店というスタンスのようですけど、記事の最後にもあるように、口コミの有用性についての議論は今後も続きそうです。

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