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土曜らしさが消えた2011年7月2日

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歯医者さんへの通院と絡めて土曜出社を始めて、早1年以上が経過。

営業電話も掛かってこないし、急遽対応を要請されるようなメールも着信しない静かなオフィスで平日やりきれなかった事務的な仕事などを処理するには、この土曜出社は少なくとも独立自営の経営者にとってお勧めの方法かと思っています。

自宅で土日のんびり、、、という方法も当然ありかとは思うのですが、自分の場合は力抜け過ぎてソファの上でごみ状態になってしまうので(苦笑)、独立自営業の経営者としては、平日は処理しなければいけない事を重点的にやって、土曜は自分がやりたいことに時間を振り向けるのも手かなと。

この土曜仕事、事務所で過ごす時間もそうですが、この他に土曜出社は通勤の電車も空いているし、家族で休日を楽しもうとする人たちや、友達・恋人との待ち合わせに向かう人々など、平日とは違う光景が目に入ってくることで自分なりの気分転換になっていました。

それが今日、7月2日は何か光景が違って見えました、、、、考えてみると

そう、製造大手などの分散稼動、土日稼動が開始された最初の週末なんですね。

今お仕事させていただいている自動車関連、印刷関連の会社さんでも土日分散型を採用された会社さんがおりますし、昨日は通信大手さんから、就業時間の繰上げ案内が届いていました。


これまで、日本人は働きすぎとか指摘されて、サービス残業なども結局はゼロにはならないでしょうけど、今回の電力事情を踏まえた現状については、これまでとは比較にならないレベルで残業しない事が徹底されて「やれば出来るじゃん」という話がある一方、現場の苦労がやはり増えているという話を聞いたりしていますし、

これまで交通機関などから時差通勤推進についてさまざまな広報活動が行われていましたが、時差通勤をとおりこして、土日に一定の輸送量が移動する事態になり、土日休日ダイヤだと通勤が不便、、、という事態も生まれつつあるような話もちらっと小耳に挟みました。

わたしが子供の頃は、土曜は仕事も学校もあるのが当たり前でしたが、土日休みが一旦定着した後、改めて社会常識、慣習が大きく変化する場面に立ち会うとは正直思っていませんでした。


インターネットを利活用してテレワークすることについてもこの震災がなければここまで真剣に取り組まなかっただろう、、、という話もありますし、月曜から金曜までの9時~5時の仕事という形を維持する必要がある組織と、それこそもう曜日も時間も関係なし、、、って働き方も認めざる得ない状況ということで、これまたオルタナティブな生き方というか、さまざまな価値観、考え方を尊重することが大事な世の中に変化しつつあるんだな、、、と

土曜の朝ながら、ほぼラッシュと言っても過言じゃない池上線に乗りつつ、溜池山王の駅の改札でも土曜とは思えない人数を眺めながら考えてしまいました。

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