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PDF 形式のデジタルブック配信ASP サービス【bookend】のePub対応に期待!

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今日はオルタナブロガー成井さんの会社である、アイドック株式会社主催

↑こちらに参加させていただきました。

初めて私のブログをご覧になった方もいらっしゃるかと思いますので、一応解説しておきますと、わたしの会社ではこれまたオルタナブロガー谷川さんの会、ブレインハーツさんと協力しながら電子書籍ビジネスに取り組んでいて、その仕事の実績としてJazzJapan誌のePub版制作を行っており、先々月の第1号の加え先月末に無事電子版第2号がリリースされたところ。

有難いことにこの事例は多くの方々に興味を持っていただけたようで、ZDnetさんの取材であったり、日本印刷技術協会さんでの講演依頼などなど、このほかにもいろいろな案件の引き合いをいただいている状態です。

仕事として単純なePub制作も行っているのですが、問い合わせから実際に行う仕事として増えてきたのは以下の4つ

  • 出版社の電子書籍担当者の方向けコンサル業務と制作実務協力
  • 著作権者の方への電子出版へのアドバイスと制作協力
  • 印刷会社など電子出版を提案する側の方々への提案協力
  • 上記に付帯した電子書籍ビジネスについての動向調査や各種アドバイス

個別に電子書籍アプリを開発する金額ってそこそこの帯域の予算になりますし、iPadの縦横に対応したページデザインを紙のデザインと並行して制作していくとかですとお金だけでなく、制作のワークフローの見直しとかえらい大変な事になってしまうので、なかなかそこまでの取り組みが実現したくても出来ない現実の前に、無料で提供されるiBooksの機能とオープンフォーマットのePubの取り扱いやすさは、まだまだ未成熟な日本の電子書籍市場においてもっと活用されるべきとわたしは考えているのですが、出版社の立場としてDRMが無いものをリリースするなんて言語道断!話になりません…という話になるのが辛いとこ(苦笑)

それにePubもただ流し込んで終わりという場合もありますが、それぞれに調整をすることも当然あって、そこにグラフを動かしたいとか、映像、音声も加えて…という話になると、入稿データ完成後に、電子版を制作する事で追加コストがそれなりに発生して予算管理の観点からすると、PDFならタダじゃないか!…という話が当然浮上してくる訳です。

インターネットは無料が普通みたいな感覚に出版社も苦労を強いられているわけですが、紙媒体の売り上げ規模と比較して電子出版は電子書籍元年とか盛り上がっている風はありつつも、実際のマーケット規模はリアルに比べればまだまだの状態で、そこに1500円で5000部売れればなんとか経費分は出る的な、「歌うクジラ」のような案件はとっても希少な状態。

こんなこんなで、ほぼコストをかけずにPDFにDRMをかけて電子出版をしてしまおう!という方々にわたしが今日見てきた【bookend】はとても興味をもってもらえるソリューションだと思います。

この【bookend】のシステム、ガチガチな仕様ではなく、複数台のPCでのコンテンツ同期も可能というのがとってもイマドキな感じ、閲覧はPCのほかiPadは対応済みで、iPhoneには11月対応予定とのことです。

わたしの個人的な考えですが、紙面を画像化してアプリケーション化するのにも、それなりにコストはかかります。会社として年間発行する電子書籍の数が以下の価格表と照らし合わせてどっちが得かを検討いただくと、「おお、うちの場合はとりあえず【bookend】で電子出版やってみるか…」という答えに到達する出版社さんも多いのでは?と思います。

セミナーの冒頭、成井さんが「電子だけで収益化は困難だと思う」という趣旨の話から、その流れのなかで「紙媒体の売り上げを持ち上げる事ができる電子書籍の活用方法がポイントになると思う」という考えにわたしも同感でして、

ユーザが書店や新聞の書籍広告欄以外に「書籍」の存在を知り、購入するかどうかの判断が下せる従来書店における「立ち見」の環境をどう提供していくのかが重要で、この観点で電子媒体をどう活用していくのか?をいろいろ取り組んでいきたいと思ったのでした。

今日ご紹介した【bookend】について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧いただくと良いと思います。

最後に希望的な観測であるのですが、【bookend】はPDFを対象としていますが、DRMを対象はePubでも良い訳ですよね…

そう考えるとiBooksの日本版が稼働する以前にiBooksを凌駕するePubビューワーが登場して、そのビューワーが【bookend】のDRMを実装してくれると日本の出版社はアプリ化せずに電子書籍をガンガン出せるのにな…と今日のタイトルに書いたように【bookend】のePub対応に期待してみたりするのでした。


先日のニュースリリースに多くの方々からの反響をいただいており、誠に有り難い限りです。

弊社としても出来る限り多くの皆様からの電子書籍ビジネスへのお問い合わせやePub制作のご依頼に対応していきたいと考えておりますので、具体的な案件の打診を含めこちらの問合せフォームからお気軽にコンタクトをお願いします。

CMパンチとブレインハーツは冒頭紹介したようにePubの単純制作のほか、

  • 出版社勤務で電子書籍担当になったが相談相手がおらず困っている…
  • 自著の電子出版を検討している
  • 印刷会社など電子出版をクライアントに提案したいので手伝ってほしい…

このような方々からのお問い合わせをお待ちしております。

JazzJapanのePub制作事例についてはこちらのページに解説を用意してございます。

【CNET】シーエムパンチとブレインハーツ、電子書籍の企画から制作までの総合サービスを開始
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20419785,00.htm

【翔泳社】企画から制作、マーケティング支援まで~シーエムパンチとブレインハーツが電子書籍やiPad活用のための総合支援サービスを提供開始
http://enterprisezine.jp/article/detail/2514

【ZDnetbuilder】シーエムパンチとブレインハーツ、電子書籍の企画から制作までの総合サービスを開始
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20419785,00.htm

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