テクノロジの塊GibsonのFirebird Xは音楽業界に革命を起こすのか?
テクノロジの進化と共に人間業の集大成と思われていた楽器演奏・音楽録音方面へのテクノロジが与える影響はどんどん大きくなっています。
2年前にはCNETが伝えてくれたニュースでGibsonのネタがあって、それが何であろう「組み込み技術」に関する事だったので思わずこちらのようなエントリとして紹介させていただいた事があります…そしてその時のギター「Gibson Robot Guitar」というものでフォルムはレスポールだった訳ですね。
ギター本体にいろいろな機能を盛り込んでしまおうという発想はそれほど新しいものではありません、日本のメーカーであるYAMAHAさんでもピエゾ・ピックアップ、LEDポシション・マーク、タッチ・コンプレッサー・スイッチ、本体内蔵のチューナーなどを内蔵したHR山本恭司モデルを販売していましたし、マルチエフェクターの有名どころLINE6 ギターアンプモデラーなども優れた製品と言えると思います。
そして時代としてはGuitar Rigのような次元に到達していく訳ですが、この時期Gibsonが意欲的な製品「Firebird X」を発表してきました。
当然ながらRoboHeadのチューナーにカバードの3ピックアップとブリッジはTOM / Piezo Robot guitarとありますね。アウトプットはXLR stereoのプロ仕様w
気になるコントロール関係はこんな感じで
Controls
Volume Control Chrome/knurled Tone Control Momentary switch, Black Chrome/knurled Pickup Switch 5-way pickup selector Gear Shift™ Knob 11 position rotary knob Effects Faders (Blue) Modulation / Echo / Reverb (Red) Compression / Distortion / EQ Tog-Pots 3 position with wet/dry blend (Blue) Modulation / Reverb / Echoplex (Red) Compression / Distortion / EQ (Silver) Pickup programming / Piezo / Tuning
で一番笑ったのはアクセサリ、
Accessories
Accessory Pack G-Node interface™ Bluetooth Number Controller Pedal Bluetooth Continuous Pedal Stereo cable Pedal Power Cord Battery Power Converter Battery Type Rechargeable Lithium Ion
Lithium IonにBluetooth Continuous Pedalって完全にもうiPhoneとかスマートフォンのアクセサリの紹介記事みたいじゃないですかwww
個人的に興味があるのは、この機能を搭載すべきモデルとしてGibson内部でどういう選定が行なわれたか…もしかしてくだらない話で決まった可能性もありますけど、すごいくそまじめに会議して決めている可能性もゼロじゃないし…w
FirebirdはフライングVと並んでとっても特徴のあるシェイプですから好みが分かれるところかと思われ、これまでのギターのほうでハイテクとか高機能系で鳴らしたモデルで考えるとアレンピック、スタインバーガー、そして番外としてシンタックスみたいなのも今回の「Firebird X」のコンセプトとは相性良さそうな気がしていたり…
最後に「Firebird X」については記事を発見はしたけど動画が見つけられずにこのエントリ書けずにいたのですがやっとその片鱗を知ることが出来る動画がアップされたので、「Firebird X」にご興味ある方は是非その音色の変幻自在ぶりをご覧ください。
若い頃は重たいエフェクトボードもって歩くのも苦にならなかったですけどさすがにこの歳になってくると辛いものあるんで「オールインワン」中年ギタリストには歓迎される製品コンセプトかもしれませんねw