週間ダイヤモンド:GALAPAGOSの主要文書フォーマットの欄に「XMDF」という記述しかないのに思わず苦笑
私のブログを定期訪問いただいている皆さんであれば、週間ダイヤモンドの最新号「電子書籍入門 読み方・買い方はこう変わる!」をご覧になった方多いと思います。
端末情報を含め、様々な角度から電子書籍とそれを取り巻くビジネス環境についての紹介記事があり、その中身はさまざまな工夫で読者と向き合う書店の紹介、取次会社の存在意義から、電子書籍の自炊方法まで紹介されており、仕事としてこの分野に関わっている方だけでなく、これから電子媒体で読書してみたいな…と思ってらっしゃるあくまでユーザ目線の方にも参考になる記事が掲載されていましたね。
こちらの記事の中でわたし的に目にとまったネタ(?)をひとつご紹介w
昨日端末に関する映像をチョイスして紹介させていただきましたが、元ネタが海外仕様なのでその端末紹介の中で出てくる対応ファイルフォーマットに関する単語としてやはり「ePub」という単語がそれぞれのビデオで出てくるので、やはりオープンフォーマットとしての存在感を感じた訳ですが、週間ダイヤモンド版の端末紹介の規格表を見てちょっと驚いたのは、シャープのGALAPAGOSの主要文書フォーマットの欄に「XMDF」という記述しかないのにと潔さというか、大胆だよな~と思わず苦笑してしまいました。
電子書籍元年と言われている今年、
- iPad以外のデバイスがどこまで販売を伸ばすのか…
- もしくはPCで閲覧する電子書籍のところで市場拡大が得られるのか…
そのほかにもXMDF、次世代XMDFのオーサリングソフトの費用負担であったり、日本で流通するePubにDRMはどうしよう…とかいろいろ企業側の心配の種は尽きない訳ですが、電子書籍市場が日本に定着するためには、電子出版への参入障壁は出来るだけ低くして、より多くのコンテンツが読者に届くようにするのが本筋だよね…と今日は直球で終りたいと思います。
P.S.
昨日TwitterのTLでFM局が経営不振で免許返上しているって話を見かけたのですが、その話の流れの中でネットで聞けるラジオが登場しても法律の縛りで、地域限定にしないと駄目なのよ…という投稿を見ながら、法律で規制・保護されていた分野の変化対応の難しさをこれまた感じてしまったのでした
追記です、コメントで
こちらだとHTML、PDF、ePub対応予定となってますね…ということで情報をいただいたので、リンクを張っておきます。