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感覚人間の思いつき、、、気になった記事、、、雑記等

人間は買い換えとかアップデート出来ないからな~(苦笑)

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先日AppleがiOS4をリリースiPod Touch 第1世代は対象外となってしまいましたね。まあここ最近我が家の第1世代iPod Touchは息子2号の音楽再生マシンに特化して稼働していたので大きな問題にはなりませんでしたw

この他最近ニュースサイトで見かけたところとして、WIN2000のサポート切れと共に、情報処理推進機構やセキュリティ対策ソフトのメーカーなどがサポートが継続しているOSへの迅速なバージョンアップの実施のためにいろいろなメディア露出をしていたのは記憶に新しいところではと思います。

今回WIN2000だけでなくXP SP2もサポート終了で、この辺のマシンをすべてウィンドウズ7に移行していくとなると企業、個人の実質的な金銭負担を考えると、

物事を長期的に考えることはリスク軽減とか目的達成の確立を高めるために必須要項だと思いますが、こういったパーソナルコンピュータのOSサポート終了とそれに伴うシステム改修やアップデートしていくコストをすべて事前想定していくことって、その時にならないと分からんよね…

という事も多く、理想と現実の問題が浮上することとなります。

サポート切れOSを使っていた事が原因で顧客向けサービスで何かしらの問題や不具合を発生させてしまうリスクを考えると、理屈としては借金してでもサポート付のOSのほうでシステム構築って話になりそうですが、今日はもうひとつサポート切れの例として紹介しておきたいネタがありました。

エレベーターの「2012年問題」ってご存じでしょうか?

エレベーター製造メーカーが、製造中止からおおむね25年以上経過した機種について保守部品の供給を停止するという事らしく、一般電化製品でも部品の準備期間が設定されていますのでそれのエレベータ版ということですね。

この記事で注目すべきは、エレベータという下手すると人命に影響を及ぼす機械で、菱ビルテクノは「顧客側が部品切れ後も使用を続ける場合、保守契約を打ち切る」という方針を打ち出しているそうです。

当然ながらそこには重要部品が入手できない状態で、無責任な契約はできないという苦渋の決断の様子も垣間見られます。

人間は寿命を迎えれば死んでしまいますから買い換えとかアップデートすること出来ませんので、この辺の考え方からもったいない精神で大事にモノを使い続けることも一つの考え方として大事(苦笑)

他方、工業製品の耐用年数という考え方も当然理屈にあった話であり、30年以上経過してくると排水管などの敷設設備の耐用年数の界を迎えるでしょうし、50年以上となると今度はそもそもコンクリートの耐用年数の話が浮上してくるでしょう。

今回紹介したサポート切れOSやエレベータ保守部品の提供期間の問題、話によってはそれこそその会社や建物の屋台骨に影響を与える話であり、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?

高度成長期に建設された再生ニッポンを象徴する建物が老朽化して耐用年数を越えるとか、XP SP2サポート終了においてはマイクロソフトはOSごとの利用者数を発表していないそうですが、XPの利用者はウィンドウズOS全体の5割超に達しているとの統計もあるようで、今日紹介したサポート終了ネタ、私たちの生活への影響範囲は実はとっても大きい話だったりするのかもしれません。

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