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「期待を裏切ったから違法」ってある意味凄い判決だと思う

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「内々定取り消しは原告の期待を裏切るもので違法」…期待を裏切ったから違法って初めて聞きました。

取り消しを受けた学生さんにとっては非常に迷惑な話で、そこで発生した不利益について損害賠償を請求を主張するのは何ら問題ない話しだと思ういう事を最初にお断りした上で、今回わたしが気になったのは判決理由の「原告の期待を裏切るもので違法」というところ。

話しの流れとして、内々定を得て入社承諾書を提出という書面も交わしているのでこちらの効力が効いているのだと思いますが、わたしの今日の話は無理矢理感もちょっとありつつも話しをさせていただくと世の中期待を裏切られることばっかで、こんな世の中で中途半端に「期待を裏切るもので違法」なんて事が認められたらもう社会人生活で身に降りかかってくる不条理に対して耐性を保てなくなる気がするのは私だけでしょうか?(苦笑)

昨日は、社会が進化、便利になったことで水道の蛇口をしめるだけの握力も持たない子供達が居る…という話しを紹介させていただきました。こういった社会環境の変化のほかにも、ここ最近の義務教育課程では人と競争したり、成績の順番を発表するような事もなく、皆平等を無理矢理演出しているようなところがあり、これはこれで問題あるのでは?と感じていたわたしですが、ここに「期待を裏切るもので違法」なんて救済措置がとれるとなったら、ほんともう世の中大混乱するような気がしております。

なまじっか独立・起業なんてことをしてしまうと、取引先がお金を払ってくれないとか、倒産して法律的にはお金を払ってもらえるけど、相手が一文無しではお金の回収なんて無理とか、取引先に言われてさんざん準備だけしたけど突然仕事が無くなった…、その他、それこそ下請け法に違反している事だったり、もう「法律」が自分を守ってくれるケースよりも、いかに事前に自分でトラブル起きた時のダメージを軽くできるようフットワークを軽くしておく事やトラブルを予見しておくことが大事な場面が多くあるのですが、もしかして日本って国は戦後復興期からほんとうに世界に類を見ない発展をし、テクノロジの進歩と共に「こんな風にならないかな?」をほんとに実現させてきたことで、逆にこれからの時代を生きていく子供達にとっては実社会の中のどろどろしたところへの耐性が無い人間を生み出していたりしないでしょうか…

鉄面皮のようなのも困りますけど、ここ最近日本の首相がとっても短い期間で何人も代わっていることなどいろいろ思案しながら、先日小俣さんのブログへのコメントへの返信でいただいた

子供が生まれたときに、教育者の父から言われたのが、「子供には、自分の思い通りにならないと言うことを最初からわからせること」ということでした

この言葉を思い返しながら、ほんと物事のさじ加減は難しい…と口がへの字になってしまったのでした。

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