竹下通りの人混みは騒ぎが起きずともかなり殺人的な気がする
門前市をなすなんてことわざがありますが、原宿の竹下通りと言えば私の高校時代の頃であってもこの春休み時期の混雑は凄かったような記憶があります。
ローラー族から、竹の子族、ホコ天でのバンド演奏などなど、数え上げるときっとその前の世代を含め、数々の流行を生み出した場所として原宿は今もその原動力を持っているのだと思います。
そんな原宿の竹下通りで、
- Hey! Say! JUMP がゲリラライブをやる
- Hey! Say! JUMPが竹下通りでゲリラライブをやる
- ジャニーズがゲリラライブ
- 嵐が原宿でゲリラライブ
- AKBがいる
こんな趣旨の情報が流れ、ただでさえ春休みで混在している竹下通りがパニック状態になってしまい、
午後3時40分ごろから「Hey! Say! JUMP」がいる-といううわさを信じ数百人から1000人が集まった。細い通りの一部店舗の前に少女らが集中、身動きが取れないほどになり、あちこちで悲鳴が上がった。午後4時22分、同署に「人が折り重なって倒れた」との通報が入り、少女(14)が過呼吸で、13歳と14歳の少女2人が打撲で病院に搬送された。ほか3人が軽症で現場で手当てを受けた。
↑こちらの他、Twitter界隈、はたまた一般ニュースなどでも取り上げられたのでご覧になった方も多いかと思います。
前述のnikkansportsのほうでは、
- 近くの代々木体育館で「春の高校バレーボール全国大会」の決勝戦が開催されていた
- 同大会サポーターでテーマソングを歌う「Hey! Say! 7」が同体育館にいる
- 試合後にメンバーが竹下通りに来る-といった情報が流れた
事実は(1)だけで、うわさに尾ひれがついて「『嵐』が来る」「『Hey! Say! JUMP』が竹下通りにいる」「路上ライブをやる」などへと発展、集まったファンがパニック状態に陥った模様と解説[2010年3月27日8時45分 紙面から]、そこにはAKBの名前は無し。
産経新聞のほうは
- 「原宿・竹下通りで買い物客ら殺到 13歳少女がケガ」2010/03/26 17:07
- 「通り魔?テロ?ツイッターで現場の声続々 竹下通り騒動」2010/03/26 17:16
- 「「AKBがいる」飛び交うデマに原宿騒然」2010/03/26 18:38
- 「携帯メール、ネットで一気にデマ拡大 竹下通りがパニック」2010/03/26 20:26
こんな流れで報道しており、16時59分時点でこちらのtwitpicnの投稿がなされていることを考えると、
17:07時点で現場では警察が
『原宿警察署よりお知らせです。Hey! Say! JUMPは竹下通りには来ておりません。』
と規制掛けていることを踏まえると、最初のなんでタレントの名前がすり替わっているのか?という話になるのは当然と思います。
今回この騒ぎに関する報道のなかでわざわざTwitterに言及しているものが複数あるので、こんな条件でTopsyで検索
ゲリラライブ – Topsy via kwout
akbがいる – Topsy via kwout
自分もハリポタのエマ・ワトソンが死亡したってネタには釣られてしまった経験ありですし、Twitterの属性としてその発言もお気楽につぶやく事が出来るのが魅力の一つなので、ここで出てくる結果は皆さん各自の視点で判断いただくとして
最後に、この時期の竹下通りって、今回の騒ぎがなくとも春休み時期ですと遊びだけでなく、進学や就職などで上京する人が最も多い時期であり、こんな状態(ちなみにこれは今回の騒ぎが起きた26日ではなく、翌日の27日)、
この人混み状態からして、具合が悪くなる人やそこで倒れてしまう人がいつ出てもおかしくない状態であり、商店街の方々や警察のほうでは何か根本的な対策を講じることが必要な感じがします。
そして今回は携帯メール、ネットで一気にデマ拡大って悪者になっていますけど、きっとこんな殺人的な人混み状態であっても、携帯メール、ネットを活用することでいち早く通報や救助ができる場合もあるだろうなと思ったのでした。
佐々木 康彦 Twitterアカウントはこちら。 http://twitter.com/yasusasaki
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