「愛子さま不登校問題」について主要新聞リアル紙面の取扱を比較してみた
先週末に報道された「愛子さま不登校問題」についての宮内庁と学習院の会見が発端になり海外メディアが後追い報道をするなどいろいろな方面に余波を巻き起こしている様子で、2010/03/05の今日の急上昇ワード (日本)で6位に「愛子様」がランクイン
この報道の余波と思われる、宮内庁や学習院のワードでの検索も上昇を示しており、
自分がこのニュースを目にしたときの初回印象は「同学年男児の乱暴な振る舞い」という報道をしたときの様々なリスクを宮内庁は考えてのことなのかな…と正直思った訳ですが、これを公表した真意はどんなところにあるのでしょうか。
これまで起きた一般学校における「いじめ」の事件などで最初から学校側が非を認めるケースは皆無ですし、責任者としても日本の皇族に対して「いじめ」がありましたなんて正式に認めるような事態が起きていたとしたら、それは別の意味で大問題。
今回のケースにおいては学校側が一方的に「いじめは絶対ありませんでした!」って強弁し続けられる事案とも思えませんし、定例記者会見で発表する事がどういう重み付けになるのか私には分からない事だらけですが、少なくともYahoo! Japanのトップに掲載され多くの人たちが閲覧をしたと思われ、自分たちの親の世代が情報源として活用している実際の新聞紙面ではどんな風に扱われたのかが気になって、3月6日の主要新聞を買い求めてみました。
結果として、
朝日・読売は1面での紹介は無しで、社会面の一部での報道。
毎日は1面で社会面への見出しを含め報道
産経は2面と社会面の2つで取り上げての報道
このような結果で産経以外の主要3紙での取り扱いは嘘のようにそっくりな掲載結果になっていたのですが、主要新聞が1面で大きく騒ぎ立てるという事態にはなっていない様子。
ちなみにセンセーショナルなネタが重宝されるゲンダイなどの夕刊紙では1面で大きく取り上げ、
そして海外(英国・タイ・スペイン・オランダ・アメリカ・オーストラリア・ブラジル)のほうでもこのニュースが報じられたとのことで、会見で発表された抽象的な内容と情報の報じられ方を見ていると、今回の宮内庁の発表については疑問視されるところが多いような気がします。
夕刊紙の中に学習院事情通の話として、
「愛子さまのクラスは特別に選抜された子供しかいませんが、ほかのクラスは別です。昨年から別のクラスの男児グループが、愛子さまを含む女児らにイタズラをしていたらしい。かばんをなげつけたり、廊下を走り回ったり、大声をあげたり。授業中に縄跳びを振り回し、先生の話を聞かない男児もいた。”学級崩壊”とも言える事態で、臨時父母会まで開かれました。別の学年では傷害事件も起きていて、加害児童と被害児童の両親が会い、話をつけたそうです」
こんな記事も書かれていましたけど、今回の騒動の影響で同じ学校に通う子供達が必要以上のプレッシャーを感じてしまうような事にはならんでほしいものだ…と思ったのでした。
P.S.
前述のゲンダイの表紙を見て、うちの家人はこんな反応をしました
「うわ!大変な事になってるじゃない!!
キム・ヨナ メダル剥奪されたの!?」
だそうですw