「コエンザイムQ10が老人性難聴予防に効果?」の報道が発端で胡散臭い難聴ビジネスを助長させないか心配
耳の聞こえに関する病気って治療できないものが多く自分自身も「耳鳴り」の改善に効果がある…と宣伝しているものにこれまで多くのお金と時間を投じて来ましたが、残念ながら自分にとっての効果を実感できるものに出会ったことはありません。
こちらのブログにもちょこちょこ書いていますがあと頭が痛いのは、年を取るにつれて耳が遠くなる「老人性難聴」のほうも相変わらずというか、補聴器なり集音器を使うしか手はないのかな…と思っていたところこんなニュースが出ていました。
年を取るにつれて耳が遠くなる「老人性難聴」は、耳の奥の「内耳」にある感覚器の細胞が遺伝子の働きで死滅して起きることを、東京大などがマウスの実験で明らかにし、米科学アカデミー紀要に発表した。
抗酸化物質で遺伝子の働きを抑えると、発症しないことも突き止めた。哺乳(ほにゅう)類の耳の仕組みは共通しており、人の難聴予防につながると期待される。
染谷慎一・東大特任助教らは、損傷を受けた細胞を自殺に導くBakという遺伝子に着目。マウスのBakを働かないようにすると、人間の50歳に相当する生後15か月でも聴力がほとんど低下しないことを確認した。
すでに落ちてしまった聴力を改善するのはやはり期待できそうにないですけど、少なくとも「人間の50歳に相当する生後15か月でも聴力がほとんど低下しないことを確認」というのはこれまで耳の聞こえに困っていた人達にとっては注目に値すると思われ、
栄養補助食品(サプリメント)として市販されているコエンザイムQ10など3種類が難聴予防に効果があることが分かったということで、この3種類ってのをちゃんと発表してほしいと切に思うのでした。
アトピーとかもそうですけど、この手の症状は当人にとってはほんとうに切実で、自分の収入の許す範囲でいろいろな事を試し「今回こそは効果あるかも…」という期待をしながらお金を投じている訳で、
今回天下の読売新聞がこの記事を取り上げているのですが、これをきっかけに実際には「コエンザイムQ10」の品質であったり、効果が望める量に達していない製品で儲けようとするようなものだったり、今回の報道が発端で胡散臭い難聴ビジネスを助長させないかが心配です。