ソニービルでiPhoneってやっぱ場違い…か!と後悔しつつ、現在日本の縮図を垣間見た銀座の午後
11月21日の銀座、ユニクロの特売に多くの人が並んだのがニュースになっていたようですが、わたしもカミさんと一緒に銀ブラしてました…ってこの用語はもう完全に死語?(苦笑)
目的はソニービルに入っているテナントショップで骨伝導ヘッドホンの実機を確かめるためです。
TEACのHPに展示・販売店情報があるのを1度見ていたのでプリントアウトはせずにソニービルまで行って1階エントランスのところでiPhone使ってネット検索してたら、どうも気まずい雰囲気が漂っていることに気がついて、「あら、、やっぱこの空間ではソニー製品以外をおおっぴらに使うのは躊躇われるな…」って思いながら目的のテナントショップに向かいました。
ライトアップショッピングクラブとZekooってのが4階にあるのですけど、どういうお店なのかはまったく知らずに訪問したら、中高年向けの通販会社さんのリアル店舗で骨伝導ヘッドホンがほんとにここにあるのか?という疑問が一瞬渦巻いたのですが、ああ、高齢者の加齢難聴に対して骨伝導ヘッドホンを提案してるってことなのか…と納得。
(残念ながらこちらでHP-F200の展示・販売はされていませんのでご注意ください。TEACのサイトにもあるように製品販売情報についてはTEAC側で後追い調査しておらず、現状実際に展示・販売しているとこはかなり少ないようですので、事前の確認必須かと思います)
その店内はまあ連休初日ということもあったかと思いますが、50代後半から、70代もしくはもっと上か?と思われるような方々で非常に混雑をしているのにまずはカミさんと正直驚きました。
ライトアップショッピングクラブのHPを見てみると、石津謙介氏の息子の石津祥介氏をプロデューサに迎えた商品企画などを展開しており、良質な製品を提供し、それを理解できる大人が集う場所という設定かと思うのですが、その場所がソニービルというのは彼らが歩んできた年代の出来事を考えると最高の演出場所だよな…という感じで、いやほんとに沢山元気な人が買い物していてマジでビックリしますよw
ただ一点だけ残念なのは、このソニービル建築として非常に重要なものというのは素人でも理解でき、Wikipediaの解説ではモダニズム建築の重要建築物の一つとして各フロアがらせん状につながるスキップフロア形式で構成されていると解説され実際にそういう構造になっているのですけど、この階段が高齢者の方々には構造としてどうも優しくない感じなのがちと残念で、何か良い方法ないものか…と思ったのでした。
あとソニーのショールーム部分は外国人観光客の方々の定番観光コースになっているようで、昨日も沢山の外国人観光客の方々で賑わっているのが印象的でした。
1階~4階のソニーショールームではさまざまなソニー製品が展示されていて、途中にはこんな感じで宇宙飛行士気分を味わえることもあったりするのですけどw
たとえば手ぶれ性能だったり、いろいろな製品特徴について展示をしていてその様子を写真に収めるのに、iPhoneを利用している人の割合が相当数いるのが妙に気になりました…
来訪者の方々はとくにどこかの地域限定という感じでもなく、いろいろな方面の方がいらっしゃるような印象でしたが、やはり日本に観光に来るということは経済的な余裕がある人達だと思います。
そのような人達がiPhoneで音楽を聴きながら、ソニー製品のデモの様子をiPhoneで撮影しているってのはソニーの社員の方々にとってはかなり屈辱的に感じることもあるだろうな…と感じつつも、逆にこういったところに来訪する経済的にも余裕があり、文化的な側面にも興味のある人達がソニー製品を欲しいという状態を新たに創出できるのかどうかってのはソニーだけでなく、日本にとっても大事な事だよな…と感じつつ、
このビルで混雑しているのが中高年向けの店舗と外国人観光客の観光コースでの利用…そして同じ銀座の一角ではユニクロ60年記念セール、銀座店に2千人も行列をつくり一部の人達には牛乳とあんパンが配られたって話に、最近の国内事情というか、産業空洞化やないろいろなモノが縮図的にダブって見えてしまったとある1日でした…