PBなど相次ぐ激安品に悲鳴をあげる各種業界、この値下げ圧力に国内で稼げる仕事はどう造る?
もうこの手の話はいろんな方がいろんなところでしており、自分も似たようなエントリは数回書いているのですけど…やっぱりこういうニュースを目にすると触れずには居られないですよね(苦笑)
ホームページを作るのがお金になるらしいのでちょっと調べてみるか…そんなふとしたキッカケから、フリー時代も当然あるのですけどなんだかんだで会社を設立してから10年が経過しています。
ソースを手打ちするのは当然今でも現役手法としてありますが、定番ホームページ制作ソフトの変遷だったり、テーブルレイアウトからXHTML&CSSへの制作手法の変化、ブログ(CMS)の登場、デザインテンプレートや先日紹介したような素材サイトなどが登場してきた事で制作フローだけでなく制作に充てられる予算もその時々で変化を常にしてきており、
当然これまでお金になったことが全然もう収入にならない事だったり、課金はできるが値段の帯域が全然これまでとは違い、会社として収益を確保をするためには何か別な方法を探さなければいけない…というような状況はこの10年の中でも数回あって、やはりPCとネットを使ったITの現場では技術革新の影響をモロにうけるので、自分の持っている知識や技術が数年単位で使い物にならなくなる(稼げなくなる)というリスクと向き合うことが必要かと思われ、つまりこういう変化についていくのが苦手な人は多分この業界向かないと言えるのかもしれませんね。
自動化出来ることだったり、人件費の安い海外で代行できる仕事は安値圧力が当然かかってくるのですが、相次ぐ激安品にジーンズ業界が悲鳴をあげているってニュースが出ていました。
IT方面であったりアパレル産業、そして食品関係などなど、生活に密着した分野で生活コストが安くなるのは歓迎ですが、機械化と安価な海外への仕事が流れることが前提での安値傾向はどこまで進むのでしょうかね?
こちらの記事でも国内メーカー大手のボブソンは月内にも、「ボブソン」ブランドを企業再生会社に譲渡して子供服の製造販売に事業を絞るという記載があり、数人の会社であれば立ち回りが可能かもしれませんが、そこそこの規模に会社が成長しているほうがこういった時代の流れの中では生き残りがこれまた大変ではないのかな…と心配しています。
大企業、中小企業、そしてフリーランスやSOHOレベルの会社それぞれに経営は大変な時代かと思いますが、安い人件費とか、日本とは比べものにならない大きさの海外市場を求めて日本企業の海外進出がこれまで以上に展開していくのも時代の流れとして止められないでしょう。
ただ今回の激安ジーンズに限らず国内産業の衰退から、新規産業が芽生えるとか稼げる仕事が創出されないとほんと誰のための安値なの…って話になりますよね。