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新型インフル報道急増、厚労省は「国民全体の慢心も、感染の拡大につながっている」と指摘するも、報道の背後にあるメディア側の心理を知っておく重要性

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ブログなどでマスメディアに対する不満などを書いているものは多く、実際にその現場で働いた経験もないものが批判めいた指摘をしても実情を理解していないということで的外れな意見に終始してしまうものも多くあるかと思われ、今回の私のエントリも幼稚な指摘で終わってしまうのかもしれませんが、一般庶民の意見・感想とお断りして書かせていただくと。

ここ数日急激に新型インフルの猛威の危険について伝える記事が目立つようになってきています。

以前にも紹介した内容の再掲ですが、こちらの一文をご覧ください。2007年10月3日発行のNewsweek日本語版の「編集部より」にこんな一文が掲載されています。

「危険」と書いて実は安全でも文句は出ませんが、「安全」と報じて健康被害が生じると大きな批判を受けるので、メディアが「食の危険」報道に走りやすい傾向があります。今回の中国食品騒ぎだけでなく、食や環境の「危険」報道の背後には、こういったメディア側の心理があることを知っておいていただきたいと思います。

これは食に関する話ですが、新型インフルエンザに関する報道でもこのメディア心理が働いているとすると、やはり今の段階で大騒ぎを始めるならばもう少し早い段階から警鐘を鳴らすような報道活動って何か妙案ないもんでしょうかね?

前述の記事の中でこんな指摘がされているようですが、具体的なことは何も書かれておらずちょっとびっくりしたのですけど、記者会見などの中身を伝えるだけの報道だとこれも仕方のないところでしょうか…

厚労省は「夏休み明けに集団感染が起きないよう、特に学校で対策を徹底してほしい」と訴えている。

そして、この流行について「現実に予想できていなかった」といいつつも、国民にはこんなお願いをしています。

国民に対しては、「春から(5月の大型)連休のころは、うがいや手洗いを励行していた人も、余り気をつけなくなってきた。国民全体の慢心も、感染の拡大につながっている」と指摘。症状が出た場合のマスクの着用、外出の自粛、せきエチケットの徹底を呼び掛け、「“感染は自分が止めるんだ”という気持ちが一番大切なことなので、協力をお願いしたい」と述べた。

う~~む、国民全体の慢心もそう言えばそうなのかもしれませんけど、新型ワクチンの生産、当初試算より少なくという報道もあるなか、厚労省がどんな予測をしていたのかってのも気になるところで、果たして10月の接種開始でなんとか拡大阻止できるのか…

自分も、目立つネタなどで毎日のブログ更新を行う事がやはり多く他人様へこのような意見を言える立場ではありませんが、地道な事を言い続ける重要性を改めて考えさせてくれる報道でした。

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