テクノロジーの進歩自体は歓迎だけれど、自動化・機械化「後」をどうするのかをちゃんと考える時期
先週末は拡張現実についての話題をアップさせていただきましたが、FOOMA JAPANというイベントのレポート写真を見てちょっとびっくりしたので取り上げさせてもらいますね。
そのびっくりしたネタとは、人間そっくりの手で寿司を運ぶ「板前さんロボット」登場 というこの写真。
やはり機械化というのは人間がやっていた事を置き換えるという概念が強いのか、こういう擬人化が今でも盛んですが、このロボットに運んでもらうのが好きか、回転寿司でもOKかな?みたいなレベルでいろいろ好みが分かれそうですよね(苦笑)
ちなみにレポートのほうには「お好み焼きロボット」も登場し、ご丁寧にねじり鉢巻で登場しお好み焼きを実演しています!
機械化は過酷な労働条件から人間を解放したりするプラスの面がありつつ、仕事を奪ってしまう側面も少なからず存在します、また完全にはゼロとまではいかずとも非常に労働が単純化することで生活に足る給与を稼ぐことができなくなるとかの課題も抱えて居たりするわけですが、たとえばこちらの「ティッシュを配るロボット」
駅前などでのティッシュ配布は短期間のアルバイトなどとしては人気の職種かもしれませんが、駅側としては構内敷地でこの手の活動はしてほしくないと少なからず考えていると思います。
そこにこの「ティッシュを配るロボット」が出てくると、人間を雇用して労務管理する必要ないという事で、多分JRはこれまで駅前などで邪魔だな…と感じていたティッシュ配布を広告宣伝活動の方策の一つとして提供したりすることも考慮したりするような気がします。
そして、これまで時給を稼いでいたバンド志望や俳優志望の若者はここでも仕事を失うという構図が繰り広げられということで、機械化が資本家のビジネス拡大はするけど「働かざるもの食うべからず」の社会認識のままでは個々人は非常に危うい社会環境の中で働いているんだよな~~とこの優秀なロボットの写真を見ながら考えたりして、
テクノロジーの進歩自体は歓迎だけれど、その後の雇用の維持や所得レベルの維持をどのようにしていくのか?という事を企業は儲けることが最優先になってしまうので、これについては国がちゃんと考えていかないとマズイのでは…と最近感じるんですよね。
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