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『新ブラックジャックによろしく』の佐藤秀峰さんが、雑誌掲載から1か月後に自身のHPでコンテンツ販売を展開へ

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漫画を読むことは最近めっきり減ってしまったのですが、そんな私でもかなりの衝撃度のニュースが出ていました。

『新ブラックジャックによろしく』の作者である佐藤秀峰さんが、雑誌に掲載されてから1か月後にこちらのホームページでも読めるようにするとのこと!

記事のほうには、

佐藤氏の原稿料は、雑誌に掲載される度に出版社から支払われ、掲載された後の原稿の扱いについては、作者に委ねられているようで、「オンラインコミックについては二次使用になるので僕の自由にできます」としている。また、佐藤氏は「こんな僕でも、義理や人情というものがありまして、編集長と相談させていただいた結果、雑誌掲載から1か月後に、ホームページで掲載をさせていただくことにしました」と、雑誌側と話し合いをした上でのことと前置きしている。

とあり、通常契約形態はわかりませんが、これまで単行本で儲けるという漫画家さんのスタイルから、2次使用は作者自身の裁量でオンライン出版(販売)が自由に出来るというのは、ある意味野茂投手がアメリカに渡っていろいろ物議を醸したのと同じくらいのインパクトある出来事と言えるのではないか?と門外漢ながら感じている次第です。

音楽のほうでは個人がネットで音楽を発表できるといっても大規模なセールスを目指す場合のプロモーション活動などの点でレコード会社の存在はやはり大きく、今回の佐藤秀峰さんの場合には、従来通り漫画雑誌での流通は行いながら、オンラインは作者の自由という点が今後のコンテンツビジネスのモデルを占う上でもとっても重要な気がします。

記事の最後にはこんなことが記載されています。

さらに、佐藤氏は「僕は、出版社は必要だと思っています。ただ、今後はそのあり方が変わってくると思います」としながらも、「恐らく、僕が雑誌で連載をするのは「新ブラックジャックによろしく」と「特攻の島」(『週刊漫画TIMES』(芳文社)不定期連載)が最後かもしれません。もう雑誌から声はかからないでしょうから…」とリスクを背負って、"脱・出版社"に向けて、歩き出すことを表明した。

出版不況といいながらも出版社自身はどうすれば良いのかを模索している(しているフリだけのところもあるようですが)状況において、野茂投手は1995年、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約をしてその後大リーグで活躍し、現在では日本人選手の移籍がそれほど大きなニュースにならなくなってきたイマドキにおいて"脱・出版社"を踏み出す漫画家さんが15年後は何人くらい出てくることになるのでしょうね?

最後に佐藤秀峰さんのホームページにはポイント購入準備中なんて記載もあったりしますね!(驚)

追記です、ITmediaさんのほうにも記事がアップされていたので、リンク張っときます。

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