アメリカ人の「グレート!」はどこまでが本気なのだ?
ここ最近エリックさんと映画絡みのエントリでコメントのやり取りしていてゴールデンラズベリー賞の話題に展開…
我が家でもときどき話題になるのですが、英語圏における大根役者って見た目の雰囲気がその映画におけるキャラクターと合致しているかどうかは、言語が理解できなくても自分の想像力とか既存知識のなかで当てはめていく感じになりますよね。
あとは台詞回しとか、アクションの部分になっていきますが、この辺は基本欧米の人たちって日本よりもオーバーアクションぎみなんで、どこまでがリアルな演技で、これは大根だろって線がイマイチ分からないのが悔しいところです(笑)
私がバックバンドの仕事をしていたときにフジテレビの夜のヒットスタジオの仕事もありまして、外国からのゲストがあるときはそのアーティストのバックバンド(当然全員外国人)の人たちも来日している訳です。
その当時わたしは木製ではなく、カーボングラファイトで出来たギター(Steinberger GM2T)を使っていたので、彼らが寄ってくるんですよね、ものめずらしいから(爆)
そんでもって、必ずといっていいほど皆同じように(質問の趣旨として)、
ヘイ!お前のそのギターはどうなんだ?
ゴキゲンな奴か?
って感じで聞いてきます、
このギターにはちょっと普通のギターと違って、キーボードと同じようにすべての音程を同じ状態で上下させることが出来る、トランストレモロという仕組みが内蔵されていて、それを使ってちょっとした実演をすると、
ワ~~~オ!
グレート!
ってこれまた同じような返事が返ってきます(苦笑)
わたしがこの経験から学んだのは、同じグレートでも、ワ~~オの前に、ゴクって生唾飲み込む一呼吸があって、なおかつトランストレモロをじっと凝視している人はほんとにびっくりしている人でw
なんとな~~く、いつもの会話の延長線上で、あまり大したことなくても受け答えの単語としてグレートって使っているような人は、目線が中空に泳いでいるというか、次の自分の興味を探して目線が移動している感じ。
まあ、本気かどうかはその後、
そのギターを俺にも弾かせてくれ!
って言ってくるかで本気度は判定できるので、あんまりこの判断手法は意味を成さないですけど(自爆)
とある書籍にアジア人は魚が入っている水槽の全体を見る傾向があり、欧米人は泳いでいる魚を見つめる傾向があるってのを昨晩見かけたのとエリックさんのエントリ読みながら異なるところで起きた事象がなんか急につながりを持ち始めた感じだったので、つい昼ごはん食べながらエントリ書いてしまいました(苦笑)
さ~~て、これからまた午後の仕事を頑張らねばです!
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