2021年東京大学IRT研究機構からスカイネットが始動する?(嘘爆)
人間の筋肉の動きを同時進行で透視できる「魔法の鏡」を、東京大学IRT研究機構が開発、27日発表したってニュースを見て、東京大学IRT研究機構のサイトを訪問してみました。
そこには、今回紹介した人間の筋肉の動きを同時進行で透視できるという、人間とヒューマノイドのシステム同定の分野のほか、
↑こんな分野でそれこそ最先端の技術研究の様子が紹介されていて、それぞれにロードマップも示されているのですが、そもそもIRTって何?って気になりますよね。ちなみにサイトのほうにはこんな紹介が
ご挨拶:課題解決先進国への挑戦 東京大学 総長 小宮山 宏
少子高齢化は、もちろん日本だけの問題ではなく先進国共通の問題であり、途上国の中でも例えば中国は2020年に人口のピークを迎えるなど、全世界的な問題となっています。こうした課題に、インフォメーション・テクノロジー(IT)とロボットのテクノロジー(RT)を融合して、新しい生活の質を本質的に上げてくれるような産業を作ろうということで、このIRTプロジェクトが平成18年にスタートしました。
私は最近、「課題先進国、日本」という言い方をよくしております。これは、例えば少子高齢化もそのひとつですが、エネルギー、環境など世界共通の課題が日本で先進的に現れるということと、日本はこれまでにも実績もあるし、その答えを作っていく実力があるという事を表しています。日本は明治以来、いろいろな欧米のシステムを導入してきましたが、これらの問題に対しては日本が世界に先駆けて課題の答えを発信していく事が、現在の日本が果たすべき役割だと思います。
そして、金融危機とか自動車産業の不振が伝えられるなかで、こんな記述がミッションステートメントの中にありました。
少子高齢社会と人を支援するため、IRTシーズ、さらに、社会のニーズ、産業の力、の三位一体としてのIRTイノベーションを創出します。その過程は、「知の創造」から「イノベーションの種の創出」を経て「イノベーションの種の育成」に至るもので、密な産学協働のもとに事業として推進し、実証実験を行い、自動車、コンピュータに続く次の新産業を創出します。また、この拠点の事業を推進するにあたり、これまでの産学協働の障害を除くシステム改革を総長のもとに行います。
中略
10年後には、自動車、コンピュータに続く、国際競争力のある新産業の創出を目指します。
コンピュータはその登場から1966年あたりのARPANET実施計画始動から、1995年くらいに日本においても一般活用が本格化し、その恩恵を自分も享受している訳ですが、
今回取り上げたIRTプロジェクトがスタートしてから3年ほどのようで、予定通り2021年頃にそれなりの形になって社会に出てくるのか、はたまたインターネットが「個人」に様々な力を与えてくれるようになった時のように、イノベーションが起きるまでにはもう少し時間が必要になるのかが気になるところです。
P.S.
ただし高齢者の介護の面などにおいては、これまで考案されてきた介護用の設備や機材などを利用することで個々人の生活能力・回復能力を下げてしまうというケースも最近は指摘されているようで、人間の生活における、自動化、機械化などロボット活用には何でもかんでも取り入れることへの危惧を少し感じたりしています、それこそターミネータシリーズのスカイネットシステムじゃないですけどね(苦笑)