そう言えば昔、「話を聞かない男、地図が読めない女」って本がありましたけど…
夫婦で買い物に出かけて良くある光景なのですが、わたしは自分で売り場をいろいろ歩き回って商品を探すタイプでカミさんは店員さんにすぐ聞くタイプ。
これは店内だけの行動パターンではなく、訪問場所を探す場合でも、わたしは地図をプリントアウトして持ち歩いたり、番地が書かれた看板を辿ったりするタイプ、カミさんは、躊躇なく通行人に聞いてしまうタイプで、まあ近所で聞いてみれば判るんじゃないって行動パターンに繋がっていくわけです。
これって、検索すれば判るはずなんだけど、とりあえず答えを一発で知るためには誰かに聞いたほうが早いかも、、、って人情を表しているわけですが、今回のタイトルに例えると、我が家においては地図が読めないのではなく、地図をそもそも利用しないという結果があったりするのですけど(苦笑)
VivisimoのVelocityを利用した東京大学の生命科学構造化センターのサイト、Googleを採用した慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構のサイトやPowerSetについてwikipediaで関連リンクとして紹介されている、"what did steve jobs say about the iPod?"をGoogleで検索した結果との比較を見ながらぼや~~~っと浮かんだことなのですけれど、サイト内検索システムの入れ替え事案で課題になる事はやはり費用対効果がどのくらいになるの?って部分が出てきますよね、
サイト全体のアクセス数からの割合としてサイト内検索を利用する人の割合は凄い少ない場合もあって、ここの数字だけを見てしまうと検索システム入れ替えする費用をもっと別なところに、、、って考える方も多いようなのですが、実際の会社とか、人間同士の付き合いを考えてみると、
- ○○君、これ調べといて?
- ねぇねぇ、これわかんないんだけど、どうしたらいい?
などなど、冒頭の例じゃないですけど、自分では調べないけど答えを求めている人の割合って多い感じしません?(苦笑)
すんごい単純な話ではお恥ずかしいですが、この手のシステム入れたいよな、、、とお考えの企業担当の方には、サイトで検索システム入れる際の社内コンセンサスを得るときに、こういう人力検索を通常やっている人たちの意見を聞いてもあまりプロジェクトは前に進まない可能性高いので、こういうオーダーを沢山処理している人たちからの要望を吸い上げて、自分が受けているオーダーを処理するにあたり、導入するシステムでどれだけ省力化できるかや、その精度や成果の質が高まる可能性あるのかを数値化してみるのをお勧めするのですけど、
今回挙げたサイト以外にもほんと沢山のサイトが検索システムをいろいろ工夫してきている中で、ふと思うのは、実店舗において商品陳列時に用いられる分類手法や、売上指標、お客さんから寄せられる相談と適合した商品の組み合わせ指標など、DBに普通に収まっている以外の情報を検索結果に加味していくなり選択肢の一部として提供するなどの工夫をもし自分が関われる事案のチャンスがあればお客さんと一緒にもっと取り組んでみたいと考えています。
自然言語処理が今後どのくらい進化してくるのかは未知数な部分がおおいですけど、通販サイトなどにおいては売上をより拡大していくために検索システムなりレコメンドシステムが進化する余地はまだまだ沢山残されていますよね。
あ、最後にわたしは黙って話しを聞いていればいいのに、つい口を挟んで失敗するタイプだったりします(苦笑)
関連リンク
東京大学の生命科学構造化センター
http://www.csls.c.u-tokyo.ac.jp/
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構
KICS(Keio Information Concierge Service)
http://context.dmc.keio.ac.jp/
"what did steve jobs say about the iPod?"をGoogleで検索した結果との比較
http://www.powerset.com/blog/articles/2007/6/16/what-did-steve-jobs-say-about-the-ipod
いろんなネタ(主に雑感ブログですけど、、、苦笑)でエントリー書いていますが、本業はweb活用の企画協力とかホームページ制作をやるシーエムパンチって会社やっていますんで、ご興味もたれた方はこちらからお声がけいただければと思います。